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韓国ゲーム、新しい輸出産業に急浮上


◆ Kゲームの疾走 ◆

韓国のPC・モバイルゲームは新しい輸出産業として急浮上している。複数のメンバーがひとつのゲームに集まってプレイする「マルチプレー」ゲーム市場を、国内の各ゲームメーカーがリードしているうえに、新たに浮上しているモバイルゲームでも強みを示したことが外国人の好みを刺激しているという分析だ。

ゲーム・証券業界によると9日、韓国産PC用共闘ゲームである「バトルグラウンド」に対する世界のゲーマーたちの熱狂と、「リネージュ」シリーズの後続「リネージュ2レボリューション」の海外進出の成功などに支えられ、国内各ゲーム企業は第3四半期にまぶしい輸出実績を上げたことが分かった。

特にネットマーブルゲームズ、ネクソン、NCソフト、ブルーホールなどの韓国の上位10大ゲーム企業の第3四半期の業績を分析した結果、これらの企業の第3四半期の海外売上げは1兆4000億ウォンを超えたことが分かった。

第2四半期にこれら10社は1兆1281億ウォンの売り上げをあげたが、これよりも24.2%増加した数字だ。今年に入って3四半期までに、これら10社の海外累計売上げは3兆7583億ウォンに達した。これは2015年にゲーム業界全体があげた輸出額を既に超えている。

このような傾向が続けば、今年の韓国ゲームの輸出額は5兆5000億ウォン台をはるかに超えるものと予想される。 2013年に3兆140億ウォン、2015年は3兆5682億ウォンの輸出実績を上げた韓国ゲーム企業は、世界市場で「Kゲーム」熱風を主導し、わが国の輸出のもう一つの軸として急浮上しているわけだ。

バトルグラウンドは7~9月のあいだに、PCオンラインゲームの世界流通プラットフォーム「スチーム(Steam)」を通じて世界市場で約900万アカウントが販売され、世界1位の人気ゲームとしての位置を堅固にしている。ブルーホール社は正確な売上げを公開していないが、2000億ウォンほどを海外で稼いだものと推定される。

ネットマーブル社の「レボリューション」もアジア11カ国と日本などで、第3四半期に1697億ウォンの売り上げを上げた。これは国内実績の996億ウォンをはるかに凌駕する数字だ。レボリューションは来る15日、北米・欧州など54カ国に追加で発売される予定のうえに、モバイルゲーム市場の大手顧客である中国への進出を準備中であり、世界的な実績上昇にさらに弾みがつく見通しだ。
  • [毎日経済_ソ・ドンチョル記者/ユ・テヤン記者]
  • 入力 2017-11-09 20:36:37




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