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中国市場の回復でSM・YGなどエンター株が熱い…日本のTWICE熱風でJYPは急騰


  • 中国市場の回復でSM・YGなどエンター株が熱い…日本のTWICE熱風でJYPは急騰
  • サード(THAAD)の葛藤により凍りついいていた韓中関係が雪解けムードへと転じ、エンターテイメント企業の株価が大幅な上昇を見せた。SMエンターテイメント、YGエンターテイメント、JYPエンターテイメントの3大メジャー企画会社のうちではJYPエンターテイメントの株価上昇率が最も激しかった。写真はJYPエンターテイメント所属のガールズグループTWICEが去る11月29日、日本の横浜アリーナで開催された「2017 Mnet Asian Music Awards JAPAN」に参加した様子。

エンターテイメント株(以下、エンター株)が韓中関係の復活による期待感から再び飛翔している。中国の「限韓令」緩和の兆しがはっきりしたうえ、防弾少年団など一部のアイドルグループの大ヒットで投資心理が刺激された結果と思われる。

ただし、専門家は国内エンター株の相当数が所属アーティストの浮き沈みによって実績の変動が大きいだけに、玉石を選別して投資をすることを勧めた。

韓国取引所によると、SMエンターテイメントとYGエンターテイメント、JYPエンターテイメント、FNCエンターテイメント、キーイーストなど、最近、芸能企画会社の株価が一斉に上昇した。エンター業種の大将格といえるSMエンターテイメントの株価は去る11月16日場中3万8650ウォンと、52週連続で過去最高値を更新した。以降、一部の投資家が差益実現に動き11月28日現在の終値は3万6250ウォンを記録した。株価がやや調整を受けたが3月の2万ウォン台前半に比べると50%以上上昇した数値だ。

YGエンターテイメントとJYPエンターテイメントも同伴して上昇した。YGエンターテイメントは去る9月26日場中2万4550ウォンと、52週連続で過去最低値を記録したが、最近株価が3万ウォン前半まで上昇した。3大企画会社の株価上昇率だけを見るとJYPエンターテイメントが断然抜きんでている。この会社の株価は2月に5000ウォンを下回ったものの11月27日場中1万3000ウォンと、52週連続で過去最高値を記録した。1年もたたず株価が2倍以上跳ね上がったものだ。そのほかにもキーイースト、ファンタジオ、LOENエンターテイメント、チョロクベムメディア、CUBEエンターテイメント、FNCエンターテイメント、Panエンターテイメントなどエンター株のほとんどが強気を見せた。

エンター株のこのような上昇は厳密に言えばサード葛藤で崩れた株価が再び以前の水準を回復したものと見なければならない。専門家は今からむやみに追従の買いに出るよりも第4四半期以降の業績見通しを確認して選別的にアプローチすることを勧めた。

証券業界ではまずSMエンターテイメントとYGエンターテイメント、JYPエンターテイメントの3大メジャー企画会社に注目している雰囲気だ。第4四半期からこれらの大型エンター企業の実績改善が可視化するだろうと利益の見通しを上方修正している。

エフアンドガイドによると連結ベースでYGエンターテイメントの第4四半期の予想営業利益は91億ウォンと、前年同期(35億ウォン)より160.3%増加すると観測された。第3四半期にパフォーマンスの低下を記録したSMエンターテイメントとJYPエンターテイメントも第4四半期には好実績を予告した。連結ベースでSMエンターテイメントの第3四半期の営業利益は前年同期比65.9%減の46億ウォンにとどまったが、第4四半期には1年前に比べて14倍ほど増えた90億ウォンを達成することが観測された。JYPエンターテイメントも第3四半期の営業利益は11億ウォンと前年同期よりも急減したが、連結ベースの第4四半期予想の営業利益は69億ウォンと、1年前に比べ21%増加すると予想された。

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3大メジャー企画会社で圧縮対応…YGエンターテイメント、BIGBANG軍入隊が悪材料になるか

SMエンターテイメントの株価の行方の鍵は中国が握っているという分析だ。この会社のほとんどの実績は日本から出てくる予定だが、サード規制緩和により中国のメンバーが含まれているEXOなどの活動が活発になる場合、株価の上昇が急になると証券業界は期待する。ハンファ投資証券のチ・インへアナリストは「2018年の実績は東方神起、SUPER JUNIORなどのカムバックと旺盛な日本活動により良好な成長が期待される。代表子会社であるSM C&Cも自社制作能力の向上と広告代理店M&C(SKテレコムの子会社であるSKプラネットの広告部門)の合併など、基礎体力が非常にしっかりとする時期だ。ウォン・円の為替レートだけ大きく揺れなければ2018年の営業利益は約450億ウォン水準で、ここ4年間続いた業績不振を完全に脱皮するだろう」と判断した。

エンター株のうち実績の面で最も関心が熱い種目はJYPエンターテイメントだ。日本で爆発的な人気を享受するTWICEの売上の成長が来年本格化するだろうという期待感が投資家を呼んで集める。

ハナ金融投資のイ・ギフンアナリストは「JYPエンターテイメントは最低2020年まで過去最大の実績が続く見通しだ。TWICEの2017年国内アルバム・音源、2018年の日本レコード・音源とホールツアー、2019年アリーナツアー、2020~2023年のドームツアーが順次実績に反映される。TWICEが日本で10代から20代の新韓流市場を創出して寡占プレイヤーとして40万から50万人のドームツアーを行うことが期待されており、2020年までに時価総額1兆ウォンに成長する可能性があるという判断だ」とバラ色の展望を聞かせた。

YGエンターテイメントは3大企画会社のなかで比較的来年の見通しがやや慎重な雰囲気だ。何よりも来年G-DRAGONとSOLの軍入隊によるBIGBANG活動減少の懸念が痛い。DB金融投資のクォン・ユングアナリストは「BIGBANGメンバーたちの軍入隊によりYGエンターテイメントの2018年予想営業利益は今年より小幅で減少すると推定する。しかし、まだ実績推定に反映するのは難しく、『MIX NINE』とパン・イェダムが所属する新人グループのデビューを介して、市場の懸念とは異なり成長する姿を見せてくれるものと判断する」と目標株価として4万1000ウォンを提示した。
  • 毎日経済 ペ・ジュンヒ記者 / 写真=CJ E&M | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-12-04 11:04:45




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