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現代モービス、自動車緊急停止装置(AEB)システム開発完了

AEBシステムを4年ぶりに開発...現代・起亜自のセダンモデルに優先搭載 

韓国最大の自動車部品メーカーである現代モービスは、4年めで自動緊急ブレーキ装置(AEB)の開発を完了した。これにより、現代・起亜自動車の高級セダンを中心に、AEBシステムを搭載した新車が大挙増えるものと見られる。AEBは車両前方に取り付けた尖端センサーを介して、自動車が自ら危険を事前に感知し、自動的にブレーキを制御して衝突を防止するシステムだ。

現代モービスによると23日、京畿道・龍仁のマブク研究所で、2010年から前方車両・歩行者を対象に動作するAEBシステムの開発に着手し、最近に開発を完了したと伝えられた。モービスの関係者は、「技術開発を完了した後、2015年上半期の商品化を目指して量産開発段階に着手し、韓国内および国外のメーカーを対象に受注活動を進める計画だ」と語った。

AEBシステムは、導入初期は高級セダンを中心に搭載される予定であり、現代自動車グループが来年上半期にフルモデルチェンジして発売する予定のK7などに、優先的に搭載されると見られる。先立って、現代自車は昨年末に発売した新型ジェネシスに、マンドが開発したAEBシステムを初めて搭載した。新型ジェネシスはAEBシステムに支えられて今年の5月、米国道路安全保険協会が実施した自動制動装置の評価で最高得点を獲得した。

高級車を中心に搭載されると見られるAEBシステムは、自動車が時速10~80㎞で走行しているときに、前方に停止した目標や低速・減速している目標が現れたなら、自動的に緊急制御する原理だ。

現在、自動車に搭載した前方追突防止システムはほとんど警告音のレベルにとどまっており、スウェーデンのボルボが、シティセーフティと呼ばれる光学式レーザー検出のAEBシステムを、いくつかの高級セダンに装着している。自動車業界では、「居眠り運転や前方不注意など、運転者の不注意による交通事故の防止に非常に効果的な装置であると同時に、将来の自律走行自動車の中核技術の一つ」と評価し、技術開発に力を注いできた。

米国や日本に次いでヨーロッパでも、最近AEBシステムの搭載を等級判定に含める国が増えており、今後は現代モービスなど国内メーカーの国外自動車メーカーへの部品輸出がさらに増えるものと期待される。

韓国の交通安全公団も22日に、国土交通科学技術振興院・自動車部品研究院などと共同で開発したAEBシステムの実証に成功しており、国土交通部と協議して、早ければ2016年から自動車安全性評価(NCAP)に反映することを推進中だと明らかにした。

◆用語説明
自動緊急ブレーキシステム(Autonomous Emergency Braking)▷ ブレーキと呼ばれる制動装置と、レーダー(電波)やカメラ(ビデオ)あるいはレーザーなどのセンサー技術と連携し、自動車が自ら前方の危険を感知した後、ドライバーが反応しなくても衝突直前に自分で停止するシステム。
  • 毎日経済_チェ・スファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-07-23 17:09:54