昨年は価格性能比(価性比 / コストパフォーマンス)を重要視していたなら、今年は価格対比満足度と価値までを考慮した「価心比(カシムビ)」が核心消費トレンドとして浮上する見通しだ。「プラセボ消費(価性比の代わりに心理的な満足感を問う消費現象)」とも呼ばれる価心比消費は、心に感動を与える製品を購入することをいう。「YOLO(You Only Live Once)」、「タンジンジェム」、「慰安費用」など、自分の消費の焦点を幸福と価値ベースに置きながら、健康、環境、品位、そして満足のための支出を惜しまない消費者たちが主導するというわけだ。これに流通業界では「自己贅沢」を惜しまないミレニアル世代を狙った所蔵価値を高めた製品を次々と披露している。