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洗濯乾燥機「4強比較」…サムスン、LG、大宇、ミレー


  • 洗濯乾燥機「4強比較」…サムスン、LG、大宇、ミレー


◆ ホットアイテム/洗濯乾燥機4種の比較 ◆

最近の電子製品店で、意外に男性客が集まるところがある。衣類乾燥機コーナーだ。衣類乾燥機は、微細粉塵や黄砂などの大気の質の問題でベランダでの乾燥に不安を感じる消費者が増え、昨年は60万台の販売を記録したが、今年は100万台突破を目前にしている。 2年間で10倍近くに需要が急増したわけだ。

エレクトロニクス業界は、「各種家事労働に苦労する妻への配慮から、あるいは洗濯業務を担当する夫が自分の便宜のために乾燥機を選択している」と把握する。当然の予備夫婦もいまや乾燥機は「結婚必須」家電になった。

国内の衣類乾燥機市場を牛耳っている「4大高手」は、サムスン、LG、大宇(テウ)、ミレーだ。これら4社が国内市場に出荷した9~10キログラム容量の乾燥機は、低温乾燥と除湿を繰り返すヒートポンプ方式だ。電気代の負担が大きく布地が早く傷む従来の高温熱風方式では、消費者の選択を得にくいと判断したものだ。

また電気代の負担にもかかわらず、ガス式ではなく電気が大勢だ。ガス式はガス管の接続のために壁に別途の穴を必要とするなど、設置が面倒だという欠点が大きい。また4社とも専用キットがあり、洗濯機と上下直列連結が可能だ。窮屈な空間に乾燥機を設置するために別の場所を用意する必要がなく、洗濯機の上に乾燥機を積み上げるとよい。

このように多くの共通点を持っているが、詳細な機能を見ると、消費者の選択を得るためにメーカーごとに差別化した技術が目立つ。

まず9キログラム容量のサムスン電子乾燥機は、他の国内の製品よりも乾燥度を多様に選択することができる。 △アイロン、△弱、△標準、△強・強力の計4段階で設定でき、布地の状態に敏感な消費者の評価を受けている。また、厚い布団が多くて寝具類をぱたぱたと払い落とす韓国の特性を考慮して、「エアウォッシュ」機能を強化した。サムスン電子は「ぬれた洗濯物だけでなく乾燥した洗濯物まで、黄色ブドウ球菌や緑膿菌、大腸菌のような生活の中の有害な細菌を99.99%まで殺菌できる」と強調した。

乾燥機の使用時に面倒な糸くずの発生とフィルタの管理も容易に解決する。ドアの内側の「オールインワンフィルタ」が布の中のほこりや糸くずを二重に取るのはもちろん、フィルタを取り出してまるで本を拡げるように両側に開くだけで、汚れが簡単に分離される。熱交換機も直接開いて簡単に汚れを取り除くことができる。週に2回乾燥機を回すという仮定に基づいて、三ヶ月に一回フィルターと熱交換器をそうじすればよい。

サムスン電子はこのような技術力をもとに最近、大量の布団などを一度に処理することができる国内最大容量(14キログラム)の乾燥機「サムスン・グランデ」を出荷した。これにはサムスン電子が開発した「ハイブリッドヒートポンプ」技術が採用されている。序盤にヒーターで最適温度に迅速に到達した後、インバータヒートポンプで乾燥する技術だ。大量の布団を完全に乾燥さすることができるうえに、スピードモードでは59分で乾燥を終えることができる。

韓国で衣類乾燥機の市場を開拓した主人公であるLG電子の技術力も最高水準だ。トロム「デュアルインバータ」乾燥機(9㎏)は「デュアル」というタイトルが示すように、2つの心臓を乾燥機の中に抱いている。乾燥機の核心部品であるコンプレッサーで、冷媒を圧縮する機能を実行するシリンダーが2つあるわけだ。既存のインバータヒートポンプ方式と比較して、一度に圧縮できる冷媒の量が15%まで増え、乾燥性能はもちろん、エネルギー効率も優れている。

国内外のメーカーの中で唯一のデュアル方式を実装し、競合製品に比べて低電気料金(エネルギーモード・標準コースの適用時1回当たり117ウォン)を誇り、やはり黄色ブドウ球菌などの有害細菌を99.99%除去する殺菌コースが利点だ。

乾燥の程度は強・標準・弱など3段階で、洗濯量を検出して所要時間を計算するスマートタイマー機能を備えている。また「コンデンサー自動洗浄システム」を搭載し、湿気に濡れたほこりを自分できれいにするのはもちろん、乾燥機の効率をより長く維持できるように助けする。またLG電子は来月に「サムスン・グランデ」のような14キログラム容量のデュアルインバータ機を発売し、真っ向勝負する。去る22日から予約販売に入り、来月27日から出荷が始まる。

大宇電子の「クラッセ」乾燥機(10キログラム)は価格対性能比の良い製品にあげられる。業界では後発にもかかわらず、1月に発売した後の2ヶ月で3000台を販売する記録を立てた。サムスン電子とLG電子という二大高手と競合するために、2社の9キログラム容量の製品と差別化した10キログラムを採用しながらも、価格は15%ほど安い。一般衣料から合成繊維、ランジェリー、スポーツウェア、ジーンズをはじめ、16種類の衣類別乾燥コースを提供する。また乾燥が終わった後にも乾燥機のドラムが回転して、布のしわを防止するしわ防止機能をとり入れた。騒音と振動を低減するために「ダイナミックインバータモータ」を開発して採用した。

「クラッセ」を購入した消費者は、価格対性能比とともにデザイン面で肯定的に評価する部分がある。まさにドアハンドルの位置だ。左右水平方向を基準として時計まわりに10時方向に上部にハンドルを設置し、使用者が腰を曲げなくてもよい、人間工学的な設計方式が採用された。先月、テユグループに買収されて大宇電子はさまざまなイベントを進め、価格対性能比を重視する消費者には今が上半期の購入チャンスと評価される。

最後に、欧州プレミアム家電ブランドのミレー社が製造した乾燥機「T1」は、プレミアムの「終盤王」だ。販売価格が400万ウォン台に達するT1乾燥機(10キログラム)は、消費者が「10年以上使う」という考えで購入する製品としてあげられる。サムスン・LG・大宇の製品よりも多い、トータルで21の乾燥機能を備えている。

防水処理・衛生・静粛性・スチームスムージングなどに細分化した乾燥機能は、製品の魅力度を増す部分だ。特にスチームフィニッシュ機能はアイロンに代わる効果をもち、使用者の満足度は高い。乾燥機から取り出す前に、蒸気と熱を噴射して繊維を柔らかくしてくれる。

ミレーだけの特許技術である「香りカートリッジ」は、コクーンなど5種類の香りを提供する。製品の前面をエナメルでコーティングし、生活スクラッチも最小限に抑えた。同じ容量の国内製品に比べて4倍にせまる価格が負担だ。
  • メーカー_イ・ヂェチョル記者
  • 入力 2018-03-30 19:27:12




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