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世界の大型バッテリー市場規模、韓国企業・日本企業の死活をかけた対決

電気自動車のバッテリー世界大戰 

  • 世界の大型バッテリー市場規模、韓国企業・日本企業の死活をかけた対決
次世代の「食い扶持」ビジネスをめぐって競争中の韓国・日本の代表企業が、グローバルバッテリー市場で死活をかけた対決を繰り広げることになった。リチウムイオンバッテリー事業は、次世代電気自動車市場の成否とも直結しているという点で、韓・日両国の代表的自動車企業の運命も左右することになると思われる。1日、日本のパナソニックは、米国の電気自動車専門企業であるテスラとの提携を拡大し、2020年までに50億ドルを共同で出資して、バッテリー工場を建設することで合意した。パナソニックとテスラは新設工場を通じて6500人の人力を雇用し、年間50万台の車両用バッテリーを生産する計画だ。

LG化学やサムスンSDIなどの国内バッテリーメーカーも、BMW・ルノー・ゼネラルモーターズ(GM)・フォードなどの世界的な自動車メーカーと次々に提携を拡大しているが、パナソニック・テスラの長期同盟は、市場の支配権に大きな影響を与えうるという点で注目されている。

サムスンSDIは、電気自動車のバッテリーと同一製品であるESS(大容量エネルギー貯蔵装置)を、日本の発電所と家庭用製品に納品することで反撃を加えて出た。サムスンSDIは、日本の電力会社エジソンパワーと手を組んで、来年初めに鹿児島県徳之島に誕生する2メガワット級ソーラー発電所「メガソーラー」に、1メガワット時ESS用の大型リチウムイオンバッテリーを供給することで合意した。国内メーカーの中でメガワット時級バッテリーの納品事例は今回が初めてだ。バッテリー価格は1メガワット時あたり10万円で、初期の納品費用だけでも7億円規模に達する。このように、韓・日の二強構図が表面化し、韓・日両国の電子メーカーは家電・半導体・携帯電話市場に続き、いま一度グローバルバッテリー市場で宿命の対決を繰り広げることになった。

電気自動車バッテリー市場でシェア1位の企業であるLG化学は、最近フランスのルノーと提携を結んだことに続き、中国の南京にバッテリー生産工場の計画を発表するなど、いち早く供給先を拡大して出た。サムスンSDIも、電気自動車の投資に積極的に乗り出しているドイツのBMWグループを公式提携先として確保し、クライスラーやフォードなどにもバッテリー部品を供給する計画だ。

韓国企業の中では後発走者のSKイノベーションも、北京自動車・起亜自動車・ベンツなどと提携を結んでいる。

大型バッテリーはスマートデバイスに入る小型のバッテリーとは異なり高度の安定性を要求されるために、特に付加価値が高い。業界では今年の電気自動車用の大型バッテリー市場とESS用大型バッテリーの市場規模は、それぞれ7840㎿hと690㎿hに達するだろうと推算している。
  • 毎日経済_チェ・スファン記者/イ・ヂンミョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-08-01 16:14:02




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