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サムスン電子、半導体が疾走…第3四半期に新記録


  • サムスン電子、半導体が疾走…第3四半期に新記録


◆ サムスン電子、第3四半期の最大実績 ◆

サムスン電子は半導体ビジネスが活況を追い風に、再び史上最大の四半期業績の記録を塗り替えた。半導体部門の実績が11四半期連続で増加しつづけ、四半期の営業利益が17兆ウォン台というエポックを成し遂げた。

サムスン電子は5日、今年の第3四半期連結財務諸表ベースの営業利益は17兆5000億ウォン(暫定)を上げたと明らかにした。前年同期に記録した14兆5300億ウォンよりも20.4%増加した数字で、前四半期(14兆8700億ウォン)より18%近く増加した。

第1四半期に記録した過去最高(15兆6400億ウォン)の記録も大きく上回った。特に金融投資業界で予想された実績見通しを軽く上回って、「アーニングサプライズ」を成し遂げたという評価まで出ている。国内の各証券会社がさいきん1ヶ月の間に期待したサムスン電子の営業利益の予測値は、17兆1283億ウォンだった。

サムスン電子の第3四半期の売上高の規模は65兆ウォンで、前年同期(62兆500億ウォン)よりも4.8%増加したことが分かった。第2四半期より11.2%増えたが、過去最高だった昨年の第4四半期(65兆9800億ウォン)には少し及ばなかった。

サムスン電子が最大の実績を収めるところに「一等功臣」はやはり半導体だった。半導体部門は昨年から続いた価格粘性論争にもかかわらず、引き続き利益が増加した。この日は部門別業績は公開されなかったが、証券業界ではサムスン電子が第3四半期の半導体事業のみで13兆5000億ウォン以上の営業利益を収めたものと見ている。営業利益全体のうちで77%を超える規模だ。サムスン電子が四半期ベースで、半導体のみで13兆ウォン以上を稼いだのは今回が初めてだ。

スマートフォン事業を総括するIM事業部門は、第3四半期に「ギャラクシーノート9」をリリースしたが予想よりも販売低調で、前年同期比でマイナスの2兆ウォン台前半の営業利益を記録したものと推定された。半導体とDS(デバイス・ソリューション)事業部門を構成するディスプレイ事業は9000億~1兆ウォン台の営業利益を、CE(家電)事業部門は6000億ウォン台の営業利益をそれぞれ記録したものと思われる。今年の年間ベースで見ると売上高250兆ウォンと営業利益65兆ウォン前後を記録し、史上最大だった昨年の実績を大きく超過することが確実視される。

サムスン電子は第3四半期の最高実績を記録したが、第4四半期にはこれよりも低い実績を記録するものと予想される。ずっと提起され続けた半導体価格の下落に対する懸念が、第4四半期から現実化する可能性が高いからだ。エフアンドガイドによると、今年の第4四半期の予想営業利益は16兆8888億ウォンだ。今年の第3四半期の実績よりも6000億ウォン減少したうえに、1ヶ月前(9月5日)の証券会社の推定値よりも4000億ウォン下方修正された数字だ。
  • 毎日経済_ムン・イロ記者/チョン・ギョンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-10-05 17:45:06




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