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現代自系列の現代パワーテックと現代ダイモスが合併

グローバルな変速機会社の誕生 

現代自動車グループの部品会社「現代ダイモス(HYUNDAI DYMOS)」と「現代パワーテック(HYUNDAI POWERTECH)」が合併を決定し、グローバルな変速機企業が出現することになった。

現代ダイモスと現代パワーテックは最近、それぞれ取締役会を開いて両社の合併案を決議した。現代パワーテックは自動変速機を、現代ダイモスは手動変速機とシートなどを主に製造するが、両社ともに現代・起亜自動車の売上げの割合が50%を超える。

昨年、現代パワーテックは連結ベースで売上高3兆ウォンを収め、現代ダイモスは昨年4兆ウォンを超える売上高を記録した。

現代パワーテックの株式は現代自動車(37.58%)、起亜自動車(37.58%)、現代モービス(24.85%)が保有しており、現代ダイモスは現代自動車(47.3%)、起亜自動車(45.4%)、現代ウィア(5.1%)が主要株主だ。これにより両社合併後の現代自動車の部品系列会社の追加合併も予想される。

現代自動車グループは、去る5月に整えた独自のガバナンス再編案が市場の反対にあって、それを撤回した状態だ。年内にガバナンス改編案を最終発表する計画だったが、まだこれといった計画は出ていない。このために今回の合併を契機に、独自の事業構造改革が先行しているのではないかという市場の見通しもある。しかし現代自動車グループの関係者は、「事業領域が重複する部分が多く、事業の効率を高め、規模を大きくしようという戦略の一つ」だとし、「グローバルな変速機業界で、規模の経済を達成することができるだろう」と予想した。

これによって両社は合算で約7兆ウォンの水準だった売上高を、2022年までに12兆ウォン規模に増やすというのが現代自動車グループの計画だ。また、変速機の共有生産の拡大で生産の柔軟性を高めることはもちろん、国内外の販売ネットワークを活用した海外受注の拡大と効率的な研究開発投資、製造コスト削減などの効果が期待されると両社は明らかにした。

両社は合併法人を通じて製品ポートフォリオを多角化するなど、外貌を拡大するだけでなく内実も固め、将来の自動車部品市場を主導するという目標を設定した。
  • 毎日経済_ハン・エギョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-10-19 22:45:56




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