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LG電子、独ルフトハンザ社と合弁会社を設立

旅客機用電子機器事業へ進出 

  • LG電子、独ルフトハンザ社と合弁会社を設立

LG電子は独ルフトハンザ社と協力し、旅客機内の電子機器事業に進出する。これまで液晶表示装置(LCD)などを主に活用してきたこととは異なり、LG電子は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイを活用した機内電子機器を開発する予定だ。

LG電子は25日、独ルフトハンザグループの航空機メンテナンス会社「Lufthansa Technik AG(ルフトハンザテクニック社)」と合弁法人を設立し、飛行機の客室内電子機器の開発・事業を進める予定だと明らかにした。両社は23日、独ハンブルグに所在するルフトハンザテクニックの本社でこのような内容を盛り込んだ事業契約に署名した。

合弁会社は来年にハンブルクで発足する予定であり、社名はまだ決まっていない。合弁会社は、LG電子のOLEDディスプレイ技術とルフトハンザテクニックの航空関連技術を組み合わせて、航空機内の電子標識である「客室サイネージ(signage)」のようなシステムを開発する予定だ。これによって、両社は航空機の客室用電子機器市場に進出するという構想だ。

これに関連して、市場は世界全体規模で見たときに15兆ウォン水準であると業界は評価している。ディスプレイ・照明・シート・通信システムなど、分野も多種多様だ。また、客室用の電子機器市場は尖端技術が集約されなければならないことはもちろん、乗客の安全を確保する必要があるために認証制度などで参入障壁は高い。米国のユナイテッド・テクノロジーズ(United Technologies Corporation)、仏サフラン(Safran)とタレス(Thales)などが代表的企業としてあげられる。

LG電子が手を組んだルフトハンザテクニック社はルフトハンザに対する航空機整備と航空部品の供給を担当しており、専用機の機内インテリア事業も並行している。この会社は世界中に35ヶ所に達する子会社と従業員2万6000人を置いており、昨年の売上高は約54億ユーロ(約7兆76億ウォン)水準だ。

クォン・スンファンLG電子B2B事業本部長(社長)は、「ルフトハンザテクニックとの技術協力を通じて、利用客に新たな空の旅の経験を提供できるものと期待している」と説明した。
  • 毎日経済_イ・サンドク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-10-25 20:18:06




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