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現代・起亜自動車、ロシアの「国民車」に


  • 現代・起亜自動車、ロシアの「国民車」に
  • 2018ロシア自動車販売順位


起亜自動車と現代自動車はロシアで、販売量をそれぞれ2・3位に引き上げて「国民車」に浮上した。ロシアの自動車市場は最近、高速で回復傾向を見せており、今後は現代・起亜自動車の実績に心強い支えになる可能性が高いという分析だ。

6日、現代自動車グループの関係者は「昨年、ロシアで現代・起亜自動車が40万台以上売れた」とし、「ロシアの市場内の正確な販売順位はさらに集計して判るだろうが、昨年1~11月の実績だけを見れば、起亜自動車と現代車の販売順位は地元企業AvtoVAZ(アフトヴァース)に続いて2・3位に該当する」と語った。

昨年1~11月の時点で、ロシアで起亜自動車は20万9503台が、現代自動車は16万3194台が販売された。

起亜自動車は前年同期よりも約24%増え、現代自動車は14%増加した。現代自動車と起亜自動車の販売台数を合わせると、1位に上がったアフトヴァース(32万4797台)を超える。ロシア国内販売の増加は昨年、現代・起亜自動車のグローバル実績が反騰することになった最大の要因の一つとしてあげられる。現代・起亜自動車は2015年に801万台が売れピークに達した後、2016年に788万台、2017年に725万台と下降傾向を見せた。そうするうちに昨年は739万8975台が販売され、前年よりも約15万台(2%)増加した。海外の実績だけを見ると、2017年の605万台から2018年に615万台と約10万台(1.7%)増加したが、このうち6万台はロシアで増加した販売量と推定される。

現代・起亜自動車がロシアで国民車として浮上したのは、危機をチャンスにした逆転の発想のおかげだ。2014年の原油価格下落でルーブルが暴落すると、GMやフォルクスワーゲンなどは業績悪化のために現地法人を撤収したり生産を中止したが、現代・起亜自動車はむしろ新車を発売するなど粘り気を発揮した。以降、ロシア経済が安定を取り戻しながら、ロシア内の自動車販売実績は再び伸びている。米国の自動車専門メディアWards Auto(ワーズオート)によると、ロシアの新車登録台数は2016年に153万台、2017年は172万台を記録した。昨年1~11月の販売量の増加を考慮したとき、年間で193万台の新車登録がなされたものと推定される。
  • 毎日経済_ヨン・ファンヂン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-01-06 20:24:44




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