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大容量コーヒー相次いで発売...水を飲むようにコーヒーを飲む韓国人

リフィルなくなり、レギュラーとの価格差小さく 

  • 大容量コーヒー相次いで発売...水を飲むようにコーヒーを飲む韓国人
「今年の夏は蒸し暑い天気が多く、大容量アイスコーヒーの需要が大幅に増加しました」。

水を飲むようにコーヒーを飲む客が増え、コーヒー専門店業界は大容量コーヒーを相次いで出している。リフィル(おかわり)サービスを行わない代わりに、コーヒー消費の多い顧客のために、サイズの大きいものを新しく出したわけだ。14日、関連業界によるとコーヒー専門店では、500ミリリットルのミネラルウォーターよりも容量の多いコーヒー製品を求める人が最近になってぐっと増えている。

Angel-in-us Coffee(エンジェル・イン・アス・コーヒー)の場合、この3月末に既存のスモール(350ミリリットル)とレギュラー(470ミリリットル)の2サイズよりも大きい600ミリリットルの「ラージサイズ」を出した。アイスアメリカーノとアイスカフェラテなど、一部のコーヒー製品に限って販売するが、先月の販売では4月よりも88%ほど増えた。Angel-in-usの関係者は、「コーヒー消費の多い若い女性らは、スモールやレギュラーを2杯よりも、ラージサイズを1杯飲むことを経済的だと考えているようだ」とし、「ラージコーヒーをタンブラーに入れて、オフィスや学校に持っていく客が多い」と語った。

国内に本格的に大容量のコーヒーを導入したところはスターバックスだ。本社直営で運営されるスターバックスは、3年前に600ミリリットルの大容量「ベンティ(Venti)」製品を出荷して後、最近は需要が大きく増えている。若年層を中心に、「ベンティサイズ」コーヒーを飲んだという認証ショットをSNSなどに載せることも流行っている。

スターバックスの関係者は、「学生たちが教室に‘ベンティサイズ’コーヒーを持って入ることが流行したが、いまやオフィスの女性たちも大容量の多くを求める」と語った。去る6月には、バラク・オバマ米国大統領がベンティサイズのスターバックスコーヒーを持ってワシントン通りを闊歩する写真が話題になった。

スターバックスとAngel-in-usが600ミリリットルサイズを発売して以来、中堅コーヒー専門店はこれよりも大きなサイズを競争して出している。ZOO COFFEEは、既存のレギュラーサイズ(470ミリリットル)より38%ほど容量を増やした650ミリリットル「ジャイアントカップ」を今月発売した。ジャイアントカップはコーヒーに入るエスプレッソの量が一般的なサイズよりも3倍多く、味と香りがはるかに濃い。

先月、コーヒー専門店SELECTO COFFEEはなんと1リットルの「ビッグボディサイズ」コーヒーを発売しており、「ラテキング(Latte King)」も1リットルコーヒーを販売している。これらの店舗では、スモールやレギュラーサイズに500~1000ウォンを追加すると、大容量サイズに変えるサービスを行っている。ZOO COFFEEのユ・グァンヂンコーヒーチーム長は、「コーヒーの消費が増えている理由もあるが、景気低迷で一日に2~3杯ずつ飲むコーヒー愛好家のなかで、大容量1杯を購入し水のように分けて飲む消費者も多い」と説明した。
  • 毎日経済_ソ・チャンドン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-08-14 17:07:33




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