ネイバー「総合ショッピングプラットフォームに飛躍」



ネイバーは今年、ショッピングと金融の領域を本格的に攻略して成長に乗り出す。企業に製品を販売するだけではなく、コンサルティングまで提供する総合ショッピングプラットフォームに飛躍して、金融分野では貸出・保険・証券サービスまで提供する「総合資産管理プラットフォーム」に生まれ変わるという戦略だ。ネイバーはこの日、昨年は売上げを1兆ウォンほど増やして6兆ウォン時代を開いたと発表した。

ネイバーのハン・ソンスク代表(写真)は30日、業績発表のカンファレンスコールで「今後は大型ブランドと流通社間の協力を強化して、商取引きの生態系を拡大していくつもり」だとし、「ネイバーショッピング内にブランドストアを作ることから始めて、最終的にすべてのオンラインショッピングの開始点になるように努力する」と強調した。

ネイバーは急成長しているショッピングと金融、そして情報技術(IT)を組み合わせた技術であるフィンテック(Finteck/financial technology)などを前面に出して、今年は成長に拍車をかける計画だ。ショッピング分野では来月、流通ブランドが自社の広報や製品の紹介などを行えるブランドストアをネイバーショッピングでオープンし、他の商取引のプラットフォームには莫大な利用データを基盤にして対抗する計画だ。まず家電カテゴリを2月中にオープンして生活必需品や家具などに拡大し、今年中に200以上のブランドの入店を目標にした。

ハン代表は「各社(各ブランド)のホームページは水準以上の自由なサービス構成が可能なように、できるだけ多くの機能を提供する予定」だとし、「ネイバーの強みであるデータをうまく加工して、販売に役立つ洞察を提供することでブランド各社の売上げを最大化できるように、データコンサルティングのレベルに発展させる計画だ」と説明した。

ネイバーは昨年11月に発足した金融専門子会社のネイバーフィナンシャルを通じ、総合資産管理プラットフォームとしての跳躍を推進する。特に証券・保険・貸出などの「高関与金融サービス」に拡張する計画だ。ハン代表は「昨年に分社したネイバーフィナンシャルは、今年は通帳やクレジットカード推薦サービスなどを支援する予定」だとし、「ネイバーIDの簡便ログインで決済するだけでなく、ID基板の本人認証やネイバーペイの口座登録で、証券保険サービスの領域にすばやく浸透するつもり」だと強調した。

また北米におけるウェブトゥーンの成果を土台に映像化などのさまざまな方式を導入し、グローバルなコンテンツ市場を攻略する方針だ。ハン代表は「ウェブトゥーン『神之塔』『ゴッド・オブ・ハイスクール』などの大型の知的財産権(IP)をアニメーションにして韓国・日本・米国で同時に放映し、『スイートホーム(Sweet Home)』『女神降臨』などのウェブトゥーンは映像にするつもり」だとし、「ウェブトゥーンのIP競争力は海外でも立証されるだろう」と説明した。

ネイバーウェブトゥーンの北米地域の月間純訪問者数(MAU)は昨年の第4四半期の時点で1000万人を突破し、世界の総訪問者数は6000万人を超えた。特に北米の利用者の75%は若い層であり、ウェブトゥーンのグローバルな全体取引額は前年比で60%成長した。海外の割合も20%に達した。

ネイバーは年内に子会社のLINEとヤフージャパンの親会社であるZホールディングス(Z Holdings)の経営統合が計画通りに完了すると、人工知能(AI)、コマース、金融などの分野でシナジー効果を出すことができると期待した。ハン代表は、「ネイバーは今後も国内事業の競争力を強化するとともに、これを基盤に米国と日本で可視化している新しいビジネス機会を活かし、一段階跳躍できる契機としていく」と述べた。

ネイバーはこの日、昨年は年間売上げ6兆5934億ウォンを記録して、前年比で18%成長したと発表した。創立20年めで売上げ6兆ウォンを突破した。広告・ショッピング・コンテンツ・簡便決済など、事業全般で好調を見せて成長を牽引した。このような成長が続いた昨年第4四半期の売上げは、前年同期よりも17.9%増の1兆7874億ウォンを記録した。

このうちで広告部門の売上げは6333億ウォンで、前年よりも10.5%増加した。コンテンツサービス部門の売上げもネイバーウェブトゥーンと映像プラットフォームのV LIVEグローバルの成長に支えられ、前年比66.6%増の2095億ウォンに跳ね上がった。ただし昨年の営業利益は7101億ウォンで、前年よりも24.7%減少した。子会社LINEの簡便決済サービス「LINE Pay(ラインペイ)」のマーケティング費用の増加、新事業のプラットフォーム開発・運営などによって収益性は足踏みした。
  • 毎日経済_オ・デソク記者/ホン・ソンヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-01-30 19:10:48