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SKC、1兆ウォン実弾を用意…モビリティ・半導体に拍車


SKCは化学事業の合弁会社設立と株式売却を終えて確保した1兆ウォンで、半導体やディスプレイなどの環境にやさしい事業を中心に第2段階の革新に乗り出す。16日のSKCによると、最近SKCはSKCコーロンPI(SKC KOLON PI)株の売却を完了したことに続き、化学事業部門の合弁会社設立を仕上げてビジネスモデル(BM)の第一段階を終えた。

SKCは昨年8月、クウェート企業のPIC(Petrochemical Industries Company/ペトロケミカル・インダストリー・カンパニー)と化学事業の合弁会社を設立するために契約して設立を準備してきた。去る2月初め、SKCは化学事業を分社して借入金3000億ウォンを移転し、10日には49%に相当する4億6460万ドル(約5650億ウォン)を受領した。

合弁会社の社名は「SKピアイシーグローバル」だ。 SKCによると、合弁会社の企業価値は11億9500万ドル(約1兆4500億ウォン)に達し、今後は「プロピレンオキシド(PO)」の年産100万トン体制を構築する計画だ。去る6日にはSKCコーロンPI株の売却を仕上げて、3035億ウォンを受領した。 SKCコーロンPIは2008年、SKCとコーロンインダストリーがそれぞれのポリイミド(PI)フィルム事業を現物出資して作った合弁会社だ。合弁会社の設立と売却を通じて、SKCは1兆ウォンを超える実弾を確保した。

SKCは確保した1兆ウォンで財務構造を改善する一方で、モビリティ・半導体・ディスプレイなど環境に配慮した製品を中心に、第2段階BM革新に必要な追加投資を進行するという計画だ。

モビリティ事業では、次世代電池材料や技術への投資を拡大する。 SKCは今年1月、電気自動車用バッテリーの核心素材である銅箔の製造で世界1位の技術力を保有しているKCFTの買収を完了したことに続き、グローバル生産基地の建設案も検討している。半導体分野では国産化の拡大という目標の下で、目に見える業績をあげる計画だ。

SKCのイ・ワンジェ社長は、「最近のコロナ19による世界景気の減速懸念にもかかわらず、今まで傾けてきたBM革新の努力が実質的な成果として可視化されるように最善を尽くしたい」と述べた。
  • 毎日経済_ウォン・ホソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-03-16 17:53:57




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