韓自動車産業「シャットダウン」に感染

部品メーカーへの拡散、秒読み 

  • 月別の輸出実績


「コロナ19」で世界各国の経済が事実上麻痺して、輸出量の確保に失敗した国内メーカーが相次いで工場の門を閉めている。米国、ヨーロッパ、インド、南米などの主要地域の政府が相次いで外部経済活動を制限したことで輸出量が激減したためだ。国内生産量の半分以上を輸出するわが国の産業の特性上、自動車や鉄鋼、タイヤ、部品業界が連鎖的に打撃を受けるだろうと予想される。

現代自動車と起亜自動車は、中国に発する「ワイヤーハーネス」事態以来、2カ月ぶりに再び国内工場の稼働を停止している。

現代自動車は13日から17日まで蔚山第5工場第2ラインの稼動を中断し、起亜自動車は今月末にソハリ1・2工場と光州2工場の休業を検討している。先だって現代自動車は米国アラバマ工場のシャットダウン期間を5月1日までに延長し、起亜自動車のジョージア工場、現代自動車ブラジル工場、起亜自動車メキシコ工場も24日まで閉鎖することにした。トルコは20日に稼動を再開し、ロシアは13日に一部稼動を開始したという点から、現在は中国を除く全工場が生産に支障を経験しているわけだ。

「中堅3社」の状況も、現代・起亜自動車と大きく変わらない。ルノーサムスン自動車は現在、ルノーグループ内で韓国と中国の工場だけが稼動している状況で、非常経営体制に突入した。韓国GMは工場の稼動を停止していないが、2週間前から工場全体の特別勤務を中断した。米国向けの輸出量が減少し、あえて特別勤務を行う必要がなくなったからだ。資金難を経験している双竜(サンヨン)自動車は、ヨーロッパ産の部品需給の支障によって16~17日と23~24日に平沢工場第1ラインと第3ラインを循環休職する。

国内完成車5社がいっせいに生産量の調整に突入したことで、今月の自動車輸出実績は再び鈍化することが予想される。韓国自動車産業協会によると、先月の自動車輸出実績は21万900台で「ワイヤーハーネス」事態が起きた2月(12万3022台)に比べて70%以上も増加したことが分かった。しかし今月に入ってコロナ19が世界に急速に拡散し、自動車はもちろん鉄鋼、タイヤ、部品メーカーも実績の低下が避けられなくなった。

産業研究院のイ・ハング専任研究員は、「主要企業は一般的に50~60日分の在庫を海外に貯めているが、これもいっぱいであり、置く場所がないという話が出ている」とし、「米国と欧州の工場が5月初めから再稼働に突入しても、主要国の消費心理は容易には回復しないだろうとの見通しが優勢だ」と説明した。

韓国タイヤとネクセンタイヤは国内工場のシャットダウンに先立って今月、海外工場の稼働停止期間を延長した。韓国タイヤは米国テネシー州工場シャットダウン期間を今月の12日から19日までに変更し、錦湖タイヤも今月8日までの米国ジョージア工場の休業期間を13日まで延長措置した。これら2社ともに海外完成車工場のシャットダウンによる生産量の調整というレベルで休業を決めた。自動車用鋼板を製造するポスコと現代製鉄も減産を検討している。

自動車とタイヤおよび鉄鋼業界が相次いで揺れて、部品業界も不安感が高まっている。

最近、政府が100兆ウォン規模の支援策を出したが、部品メーカーの代表はまだ体感できないという立場だ。自動車部品の専門メーカー、シンフン機工のナ・ギウォン代表は、「今月に入って現代自動車から受ける注文量が30%減り、米国と日本に直接輸出する量も減少したことで工場の稼働率が50%台にまで低下した」とし、「従業員がまわりもちで一週間ずつ休む状況なのに、政府からはまだどんな資金支援を申請すればよいのか話がない」と訴えた。別の部品メーカーは音のムンスン代表は「企業別で海外市場への依存度はまちまちだが、わが社は70%に達するので、事実上は工場の30%だけが回っていると見ることができる」とし、「売り上げが80~90%ずつ低下している状況なので、耐えがたい」と語った。
  • 毎日経済_パク・ユング記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-04-13 19:03:04