「コロナがむしろチャンス」…韓ファウンドリ専門企業

アナログ半導体のDBハイテク社 

国内ファウンドリ(半導体受託生産)専門企業であるDBハイテク(DB HITEK)社は「コロナ19」などで高まった対外不確実性にもかかわらず、史上最大の四半期業績を記録して「スンスンチャング(乗勝長駆)」している。主力のパワー半導体(PMIC)とイメージセンサー(CIS)の需要が続いたうえに、在宅勤務などの非対面活動が増えつつサーバとPC関連製品の需要も増加し、今年の第1四半期の業績は大きく改善した。

最近、ファウンドリを中心に事業を行うDBハイテクは、押し寄せる注文で工場をフル稼働している。同社は施設補完や生産効率の最大化を通じて供給量を増やす計画であり、イメージセンサーなどのアナログ半導体と5G関連の半導体など、高付加価値製品の比重も高くなると予想され、今年は過去最大の実績を達成するだろうという期待感が高まっている。

22日の電子業界によるとDBハイテクは昨年4月以後、13カ月連続で100%の工場稼働率を記録している。同じ期間に顧客社は30ヶ所以上も増えた。同社は電力半導体とイメージセンサーなどアナログ半導体の分野で世界的な競争力を備えていると評価を受けるが、関連の需要が急増した。

DBハイテクは今年第1四半期、売上げと営業利益、営業利益率などの3つの指標のすべてで過去最大の実績を達成する「トリプルクラウン」を記録した。 DBハイテクは今年第1四半期に売上げ2258億ウォンと営業利益647億ウォンを記録したが、これは前年同期比でそれぞれ41%と189%増加した。営業利益率も29%に達し、過去最高を記録した。同社はパワー半導体とセンサーの需要が続いたうえ、コロナ19の影響でサーバーとPCなどの非対面関連製品の受注が増え、実績向上に影響を及ぼしたと説明した。

ファウンドリの生産ラインは大きく、12インチ(300㎜)ウエハー(半導体原材料)と8インチ(200㎜)ウェハに分けられる。 DBハイテクが集中している8インチウェハファウンドリは最近、アナログ半導体の需要の増加で供給不足に苦しんでいる。

メモリー半導体市場が景気変動で直接影響を受けることとは異なり、8インチウエハ ファウンドリ市場は多品種少量生産方式で運営されているモバイルやモノのインターネット(IoT)、自動車分野のシステム半導体需要が強いため、今年も成長を続けるものと予想される。

8インチウエハを活用したファウンドリ需要が持続して好調を見せるにことから、DBハイテクは従来の8インチウェハ生産ラインの装置の改造や切替投資を通じて生産能力を大幅に増大させた。それでも現在まで、需要に供給が追いつかない状況だ。昨年「のDBハイテクの受注残高(受注した物量のうち、生産していない量)は、8インチウエハを基準に9万枚に達し、2018年(4万8000枚)の2倍の水準を記録した。

DBハイテクは生産ライン全体の稼働率を維持しながら、施設補完と生産性向上活動で生産量を最大化するという方針だ。昨年は月12万2000枚のレベルだった生産能力を、今年は13万枚にまで増やす計画だ。生産能力拡大のために今年は701億ウォン規模の設備投資も計画している。今年の見通しは明るい。 8インチウエハ ファウンドリ市場は継続して成長すると予想され、コロナ19の影響で中華圏の半導体設計(ファブレス)会社から注文が押し寄せている。金融投資業界では今年、DBハイテクの営業利益は史上初めて2000億ウォンに達するだろうというバラ色の展望が出ている。

半導体業界では米・中貿易の葛藤が大きくなる状況の中で、8インチウエハ ファウンドリで確固たる地位を固めたDBハイテクの位相はさらに上がるだろうと予想される。ハナ金融投資のキム・ギョンミン研究員は、「DBハイテクは世界でほぼ唯一で月10万枚以上の安定した生産能力を確保しており、貿易紛争で問題となる米・中ではなく、韓国に生産ラインを保有しているという点で強みがある」と説明した。 DBハイテクは京畿道の富川市と忠清北道に陰城郡に工場を置いている。

DBハイテクは今年、中国のファブレス市場と生産設備を減らす「ファブライト」傾向が大きくなる日本市場におけるアナログ半導体ファウンドリとしてのプレゼンスを拡大し、大規模な顧客を中心に受注を増やしていく方針だ。アナログ半導体は光や音や圧力などのアナログ信号を、デバイスが認識できるようにデジタル信号に変換する半導体で、自律走行やバーチャルリアリティ(VR)などの第4次産業革命の分野ではセンサーの使用拡大とともに急成長している。
  • 毎日経済_ファンスンミン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-05-22 20:12:11