SKハイニックス、車両・ファウンドリへ事業拡張


  • SKハイニックスのメモリー事業の現況(上)と、
    SKハイニックスシステムICの売り上げ


SKハイニックスはサーバー・PC・モバイル用メモリー半導体に集中している事業構造から脱して、車両用メモリー半導体とファウンドリ(半導体受託生産)などの次世代ビジネスを拡大するための動きを早めている。

11日の業界によると昨年、SKハイニックスは開発製造総括内に車両用半導体の研究開発を担当するオートモーティブ組織を新設した。これは既存のマーケティング組織の傘下にあったオートモーティブチームを、役員級の個別の研究開発組織に格上げしたもので、車両用メモリー半導体の開発およびマーケティングを本格化したということで意味が大きいという評判だ。 SKハイニックスは去る1月、米国ラスベガスで開催された世界最大のIT展示会「CES 2020」にSKイノベーションとSKテレコムなど、グループ内の電装関連企業と一緒に参加してモビリティに対するビジョンを提示し、車両用半導体市場の攻略の意志を明らかにし始めた。

SKハイニックスは自動車の特性上、高度の耐久性が要求される車両用メモリソリューションを提供するために、自動車電子部品協会(AEC)で認証する車両用半導体の信頼性試験の基準を満たすために総力を傾けている。また研究開発の段階から製造に至るまで、自動車業界と緊密に協力している。その結果、主要な電装部品企業にインフォテインメントシステム用の半導体メモリを提供するなど、具体的な成果が現れていることが分かった。

シム・デヨンSKハイニックスオートモーティブ事業担当は、「自動車に搭載されるメモリ半導体は、乗員の安全のために予測可能な安定性と優れた品質を保証しなければならない」とし、「SKハイニックスはこのような市場の特性を考慮して最高の性能と品質を追求しており、その結果、今年は自動車用半導体市場で大きな成果を上げている」と説明した。

SKハイニックスはSKイノベーションとSKテレコムなどのグループ会社とともに、電気自動車などの次世代モビリティ市場で世界に高品質の車両用メモリ製品を供給し、環境に配慮した半導体技術を前面に出して経済的・社会的価値の創出に貢献するという計画だ。

ファウンドリ専門子会社のSKハイニックスシステムICも増えるファウンドリ需要で、事業はしだいに本軌道に上がっている。

SKハイニックスはこの第2四半期に中国・無錫市にファウンドリ工場を竣工し、現在はパイロット(試験)ラインを稼動している。 SKハイニックスはファウンドリラインである韓国・清州事業場のM8ラインを無錫市に順次移設し、無錫をファウンドリ事業の核心基地として育成する計画だ。

最近、温度や光などを感知して電気信号に変換するアナログ半導体やパワー半導体の需要が増えており、これらの半導体の生産に適した8インチ(ウエハサイズ)ファウンドリに対する委託生産の需要増加で、SKハイニックスシステムICにも好材料となっている。 2017年に2315億ウォンの売上げを記録したこの会社は、2019年には売上げが6615億ウォンで3倍近く上昇した。業界では8インチのファウンドリは好況がしばらく続くものと見ている。

SKハイニックスが私募ファンド出資者として買収に関与したマグナチップ半導体(Magnachip Semiconductor)のファウンドリ事業部は最近、「キーファウンドリ」に社名を変えて一人立ちを本格化した。キーファウンドリの初代代表には、2007年からマグナチップ半導体に身を預けていたが2019年1月に退いたイ・テジョン代表が再び合流した。キーファウンドリは8インチのファウンドリ生産ラインが主力だ。

SKハイニックスは財務的投資家としてキーファウンドリの経営に関与せず、一部で提起されている技術協力の可能性についても依然として線を画していると伝えられた。業界関係者は「今後はキーファウンドリを買収した私募ファンドが投資を回収するために会社を再びM&A市場に売りに出す場合、SKハイニックスが買収候補の1位に議論されうる」とし、「両社の協力可能性は開かれている」と語った。
  • 毎日経済_キム・ギュシク記者/チョン・ギョンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-08-11 17:30:47