LG電子、ホンダにテレマティクス部品を供給

黒字転換が目前に 

  • LG電子電装事業の売り上げと営業利益の推移(上)と、
    車両用テレマティクス市場の規模


LG電子の電装事業部門が主要自動車メーカーであるホンダと車両用無線インターネット技術であるテレマティクスの部品供給契約に成功し、新しい顧客を確保しつつ、収益性の改善を通じた跳躍を狙う。

同社の電装事業を担当している自動車ソリューション(VS)事業本部は、2016年以来の18四半期連続で赤字を記録してきたが、来年は黒字転換を目指しており、キャデラックをはじめとし昨年以来の相次ぐ受注成果が収益性の改善作業を支援するだろうという期待が出ている。特に電装事業は具光謨(ク・グァンモ)LGグループ会長が将来の成長事業として積極的に押している分野であるだけに、果敢な投資・支援を通じて事業にさらに速度がつくだろうという分析もある。

9日の業界によると、LG電子は2022年に生産されるホンダ製自動車の車両用テレマティクスを納品する契約を締結した。テレマティクスは車両間通信やインターネットなどの機能を行うことから、スマートカーの核心部品としてあげられる。

LG電子がホンダに電装製品を納品するのは今回が初めてだ。 LG電子は着実にホンダに対する部品供給の意志を伝えてきた長年の努力と、品質の改善や検証などを経て今回の実を結ぶことになったというのが業界の分析だ。

LG電子の主要な取り引き先は米ゼネラルモーターズ(GM)や米キャデラックをはじめ、日本のトヨタ自動車や現代・起亜自動車などだったが、今回ホンダが追加された。正確な契約規模は公表されなかったが、業界では新車のリリースサイクルにしたがって、LG電子は大きな納品規模を確保したものと見ている。

今回の取り引きに合わせて、LG電子とホンダは関連製品の開発のための協業に突入したことが伝えられた。ホンダに納品するテレマティクス製品は仁川とベトナムのハイフォン市に所在するLG電子の工場で生産することになる。

LG電子がテレマティクス事業でひさしぶりの大型受注を獲得し、この市場でのプレゼンスも強化できるものと思われる。調査会社のストラテジー・アナリティクス(Strategy Analytics)によると、LG電子はグローバルなテレマティクス市場で2018年は19.6%のシェアを記録したが、昨年は17%に下がった。 3~4年前までは世界1位の水準だったが受注競争で押されたことで、昨年には独コンチネンタル(Continental)にその座を明け渡したという分析が業界で出ている。しかし今回のホンダの受注を積極的に活用して協力関係を拡大していくならば、このような構図に変化を与えることができるだろうという見通しも出ている。

LG電子はテレマティックス部門でGMとトヨタ、ドイツのブランドなど取り引きをしてきた。テレマティクスは車両間のコネクティビティの核心要素として作用しており、各関連企業は自動車サプライチェーンにおいて重要な役割を遂行することが期待される。 ストラテジー・アナリティクスによるとグローバルなテレマティクス市場の規模は、今年の約43億ドルから2025年には約70億ドルまで拡大する見通しだ。

ク・グァンモLG電子会長は電装事業部門を将来の成長エンジンと見て支援しており、LG電子などは積極的な投資を続けている。 LG電子は昨年、VS事業本部に家電事業投資規模に匹敵するレベルの8985億ウォンを投入した。 2018年には1兆4400億ウォンをかけて、豪州の車両用ランプ会社ZKWを買収した。
  • 毎日経済_キム・ギュシク記者/イ・ジョンヒョク記者/ファン・スンミン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-09-09 17:45:19