ロッテホテル、米シアトルに「ロッテホテル シアトル」オープン



  • ロッテホテルが24日(現地時間)、米シアトル市にオープンしたロッテホテル シアトルの全景。前面に見えるチャペルは米国初の礼拝堂で、ホテルの宴会場として使用される。 [写真提供=ロッテホテル]


ホテルは民間外交が始まる最初の地点だ。海外旅行で一番最初にその国のイメージを刻印させるところであり、一流ホテルでは各国の首脳会談のような大型イベントが開催されることもある。これはブランドでも例外ではない。グローバルホテルブランドを保有している企業は、豪華なイメージを別の系列社や商品に転移させて大きなイメージの向上を実現できるという期待がある。「コロナ19」の拡散でホテルの宿泊率は急落したが、国内屈指の流通大手企業はホテル業界だけは積極的な投資を続けている理由だ。

ロッテホテルが24日(現地時間)、米国シアトルのダウンタウンの近くに「ロッテホテル シアトル(LOTTE HOTEL SEATTLE)」をオープンしたと発表した。ロッテホテルの12番目の海外ホテルであり、米国域ではグアムとニューヨークに次ぐ3番目のホテルだ。ロッテホテルの関係者は「ニューヨークに続いてシアトルのホテルを完成し、米国本土を横断するホテルチェーンを完成した」と語った。

ロッテホテルシアトルは、昨年12月にロッテホテルがハナ金融投資とともに購入した「Hotel at the Mark」をリニューアルしたホテルだ。 44階建ての高さの建物で、ロッテホテルはこのうち1階から16階までの、スイートルーム33室を含む全189室規模のホテルを委託運営する。ロッテシティホテル タシケントパレスホテル、ロッテホテル ヤンゴン、ロッテホテル サマラなどに続き、グローバルホテルでは4番目の委託運営ホテルだ。

ロッテホテルシアトルの概観は、シン・ドンビンロッテグループ会長が昨年新年の挨拶で述べた「先進国市場の攻略」とも軌を一にする。シン会長は当時、「顧客のニーズと期待を超える価値を提供してこそ、激しい市場で競争優位を占めることができる」とし、「新興市場の戦略見直しを通じて、先進国市場を攻略できる具体的な戦略を策定しなければならない」と語った。

ロッテグループはこれまで流通・ホテル部門をあわせて中国・ベトナム・インドネシアなど、東アジアと東南アジア地域に事業領域を集中拡大してきた。しかしこれらの地域は地政学的リスクが大きく、所得水準の成長する速度が遅い。このことからロッテグループは海外進出戦略を成長市場と先進国を同時に攻略する「ツートラック」に旋回したものと分析される。

実際に、ロッテホテル グアムとニューヨークパレスの事情も容易ではない。業界によると、これら2つのホテルは現在営業をしているが、コロナ19が急激に拡散したことで投宿率は例年の水準をかなり下回っている状況だ。特にロッテホテル グアムは投宿客の70%は韓国人で20%が日本人に集中し、被害はかなり激しい状況だ。ロッテホテルの関係者は、「コロナ19がいつ終わるかわからない状況であり、4月から予約システムを構築して従業員を教育するなどのオープン準備を終えた状況だったことから、コロナ19にもかかわらずオープンした」と説明した。ロッテホテル シアトルは当初6月にオープンする予定だったが、コロナ19の拡散でオープン日程を延期している。

ロッテホテル側によると、ロッテホテル シアトルのあるダウンタウンの近隣地域には、マイクロソフト、アマゾン、スターバックスなどのフォーブス500企業の本社とアップルやディズニー、HPなどの世界的な企業のオフィスが隣接している。コロナ19で例年のレベルを期待することは難しいかもしれないが、オープン直後でもビジネス需要は存在するだろうと期待する理由だ。

客室は全面ガラス窓を通して、シアトルのオーシャンビューと都心の景色をすべて鑑賞できる点が特徴だ。最新の設備を備えた12の宴会場、スパ、フィットネス、レストラン、バーなども設けられた。モバイルチェックイン、香水サービス、車内クリーニングなどの新しいサービスも導入した。

ロッテホテルのキム・ヒョンシク代表は、「海外進出10周年になる年に、米国横断を完成させた」とし、「韓国的サービスを広めて、韓国のホテルブランドの地位をさらに高めるつもり」だと語った。
  • 毎日経済_パク・テウィ記者/カン・インソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-09-24 19:35:52