辛東彬ロッテ会長、系列化学3社をリレー訪問

現場経営を再開 


辛東彬(シン・ドンビン)ロッテグループ会長(写真)は蔚山のロッテ精密化学工場を訪問し、再び現場経営に乗り出した。先月中旬に帰国した後、初の公式の動きとして化学事業所の訪問を選択したことは、グループの将来の中核事業である親環境(環境に配慮した)高付加価値素材の分野をさらに育てるという意図が込められたものと解釈される。

19日のロッテ持株によると、シン会長は去る18日に蔚山石油化学工業団地内のロッテ精密化学工場を訪問して現況報告を受け、生産設備を視察した。この席にはロッテグループ化学BU長のキム・ギョヒョン代表とロッテ精密化学のチョン・ギョンムン代表などが同行した。

蔚山ロッテ精密化学工場は、ロッテが2016年にサムスングループの化学部門を買収して作ったものだ。サムスンSDIケミカル事業部門、サムスン精密化学、サムスンBP化学を約3兆ウォンで買収した当時のディールは、国内の化学業界だけでなく、ロッテグループの創立以来で最大規模の買収・合併(M&A)でもあった。現在、蔚山工場は約126万平方メートル規模の敷地にエポキシ樹脂原料(ECH)、メセルロスなど37種の製品を生産する。シン会長がここを訪れたのは買収の後では今回が初めてだ。

今回の訪問でシン会長は、「コロナ19と気候変動など経営環境の不確実性が大きくなる中で、持続可能な成長を遂げるには環境・社会・ガバナンス(ESG)の競争力をさらに強化しなければならない」と、親環境高付加価値素材に対する積極的な投資と先制的な安全管理を要請した。

ロッテ精密化学に続いてシン会長は19日、同じ石油化学工業団地内のロッテケミカルとロッテBP化学も訪問し、グループの化学会社3社によるシナジー経営を注文した。
  • 毎日経済_キム・テソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-11-19 17:09:04