トップ > 数字経済 > 企業 > 現代自の人事…水素車・ロボットなど、専門家を大挙抜擢

現代自の人事…水素車・ロボットなど、専門家を大挙抜擢


  • 現代自の人事…水素車・ロボットなど、専門家を大挙抜擢

現代自動車グループは15日に断行した役員人事を通じて、電気自動車と水素燃料電池、ロボットなどの未来の自動車産業のパラダイム変化を主導する分野のリーダーたちに力を与えた。これとともに、40代初め・中盤の優秀な人材や女性役員などを能力中心に抜擢した。

15日、現代自動車グループは2020年下半期の役員人事を通じて、イ・ギュオ現代・起亜自動車製品統合開発担当専務(60)と、キム・セフン現代自動車燃料電池事業部専務(54)が副社長に昇進した。また現代自動車でロボット開発を主導しているロボティクスラボのヒョン・ドンジン室長(42)が新規役員に選任されたと付け加えた。

イ・ギュオ新任副社長は漢陽大学機械工学科、英インペリアル・カレッジ・ロンドンで機械工学の学士・修士号を取得した研究開発(R&D)の専門家だ。現代自動車に入社してインド技術研究所長、小型PMセンター長、製品統合開発担当などを歴任した。イ・ギュオ副社長は現代自動車グループの電気自動車専用プラットフォームである「E-GMP」の開発を担当し、将来の電気自動車市場で技術リーダーシップを確保することに注力する予定だ。

最近、国内で累積販売1万台を達成した水素燃料電池車「ネクソ(NEXO)」を開発した主役であるキム・セフン新任副社長は、ソウル大学機械工学で学士・修士号を、独アーヘン工科大学で博士号を取得して2003年び現代自動車に入社した。この17年のあいだ水素自動車の開発に力を入れ、韓国水素自動車の歴史を新たに書いたという評価を受ける人物であり、2006年に鄭夢九(チョン・モング)現代自動車グループ名誉会長から特命を受け、世界初の量産型水素自動車「ツーソンix」を披露した逸話で有名だ。キム副社長は国内最高水準の燃料電池分野の専門知識を土台に、将来の電動化事業における競争力の向上を担当する予定だ。

今回の役員人事で新しく「星」を付けることになったヒョン・ドンジン常務もまた、ソウル大学と米ミシガン大学などで機械工学を学んだ専門の開発陣だ。現代自動車融合技術開発チーム長、現代自動車ロボットプラットフォームチーム長、現代自動車ロボティクスラボ長などを務め、2015年に創造経済博覧会で着用式ロボットを直接デモして注目を集めた。現代自動車グループは最近、米国のロボット企業のボストン・ダイナミクスを買収しただけに、ヒョン常務は物流ロボットなど、さまざまなロボットの開発に邁進することが予想される。

また現代自動車グループは新規役員昇進者のうち30%を将来の新事業と新技術、R&D分野から抜擢するなど、将来のモビリティ戦略の強化に焦点を合わせた。これに加えて高い成果と可能性を認められた40代初め・中盤の優秀な人材と女性人材を大挙して起用した。シン・ソンウ現代・起亜自動車CVCチーム長(44)、ユン・グウォン現代自動車経営分析チーム長(45)、キム・テクキュン起亜自動車外装デザイン室長(43)、イ・サンボン現代キャピタルData Science室長(44)、イ・ヒョンミン現代建設国内法務担当(45)が40代で常務に昇進した。現代自動車グループは業種の特性上から男性役員の割合が高かったが、今回はグループ初で5人の女性役員を一度に輩出した。
  • 毎日経済_パク・ユング記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-12-15 19:52:36




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア