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保温インナー市場、発熱温度をさらに高めた機能下着 大量リリース

下着競争…SPA企業・大型マート・伝統下着メーカー 

  • 保温インナー市場、発熱温度をさらに高めた機能下着 大量リリース
秋分の日(9月23日)も過ぎていないのに、秋・冬の保温インナー市場がすでに熱く盛り上がっている。安い価格と技術力を同時に打ち出したSPA(製造・流通一括衣類)企業が下着市場の主導権を掌握したなか、大型マートと伝統下着メーカーも保温機能を高めた製品を大量に出して競争している。

ユニクロの「ヒートテック」は2008年に出荷されるやいなや、国内の下着市場の版図を変えてしまうほど急成長したが、今年は発熱温度をさらに高めた「ヒートテックエクストラウォーム」シリーズを出す。エクストラウォームは起毛糸を使用して、既存のヒートテックよりも服の内部温度を1.5倍に高めたことが特徴だ。起毛糸は一種の加工繊維で、繊維の内皮を針で引っかけて毛を起こした材質だ。

イーランドも「スパオ(SPAO)」や「ミッソシークレット(MIXXO SECRET)」「ハントインナーウェア(HUNT INNERWEAR)」などのブランドを通じ、昨年よりも発熱機能を5%以上引き上げた新製品を出荷する。「トップテン(TOPTEN)」もまた昨年初めて発売した発熱インナーの「オンエア」を、今年は小児用製品にまで追加して出荷する。

物量で勝負する大型マートは、例年よりも早く下着を出荷した。イーマートは独自のSPAブランド「デイズ(DAIZ)」を通じて発熱下着の「ヒートフィール」を今月初めから販売している。ロッテマートは15日から、保温インナーのPB(独自商品)「ウルトラヒート」の販売に乗り出した。昨年は10月末から販売を開始したが今年は9月中旬に、一ヶ月以上も販売開始時期を早めた。ロッテマートのピョン・ヂヒョン マーケティング戦略チーム長は、「消費者はチュソクを秋のまっただ中と考えるが、今年は38年ぶりに最も早い秋夕がすでに終わり、いまから冬服の購入に乗り出すだろう」と説明した。

実績が下落傾向をたどっている伝統下着メーカーも、今回は負けないという覚悟だ。「南榮(ナミョン)ビビアン」は、今年は大きな花柄のパターンと濃い地色の下着の生産を増やした。「BYC」も今年の秋・冬商品を昨年よりも10%増やした550億ウォン分を売り出す予定だ。
  • 毎日経済_ ソ・ヂヌ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-09-15 17:05:19




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