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アウトドアのデザイン競争、ネパがアルマーニ出身デザイナーを迎入

サロモンはスポーティズムを組み合わせた「スポーツアウトドア」、ラフマは「スタイリッシュアウトドア」 

今年の秋にはアウトドアブランドがデザインで戦う勢いだ。これまでゴアテックスのような高機能性素材や軽量化競争を繰り広げていたことから変わった様相だ。週末の外出用にアウトドアを着る消費者が必要以上の高機能性製品に魅力を感じられないからだ。

これにより、企業ごとにデザインを前面に出した差別化された商品とマーケティングで消費者づかみに乗り出している。

アウトドアブランド「NEPA(ネパ)」は、最近イタリアの有名ファッションメーカーのアルマーニで10年間働いた経験のイ・ウンジョンデザイナーをクリエイティブディレクター(主席デザイナー)で電撃スカウトした。名品など、ファッションブランドが運営するクリエイティブディレクター制度をアウトドア企業で採用するのはNEPAが初めてだ。今回NEPAにスカウトされたイ・ウンジョン主席デザイナーは、米国ラルフローレンとDKNYで女性服デザイナーとして活動し、2003年から昨年までの10年間、アルマーニで勤務した履歴を持っている。NEPAはまた、デザインを強調したアウトドアのイメージを知らせるために、女性のスタイルアイコンである俳優チョン・ジヒョンをモデルに起用した。

サロモン(Salomon)アウトドアは今月初め、ソウル狎鴎亭洞ロデオ通りに大型フラッグシップストアをオープンした。サロモンの初の直営売り場が位置する所は、ユニクロとZARAなどグローバルファッションブランド売り場が立ち並ぶ所で、他のアウトドアの売り場とは位置から差別化した。インテリアも人工岩壁が設置され、他のアウトドアの売り場とは違い、スタイルと洗練美を強調したのが特徴だ。サロモンは今回の秋冬シーズンを狙った製品もやはり最新ファッショントレンドであるスポーティズムを接ぎ木した「スポーツアウトドア」を標榜している。サロモンのユ・ムンボンチーム長は「下半期にはスポーティズムをより一層積極的に反映して、デザイン面で一段階アップグレードされた商品をリリースすること」と述べた。

ラフマ(Lafuma)は、20・30世代の女性が羨望するスター、シン・ミナをモデルに起用し「スタイリッシュアウトドア」のイメージを継続していく方針だ。
  • 毎日経済_キム・ジミ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-09-16 17:13:31




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