トップ > カルチャー > イベント > 「あの日々」、「ドリアン・グレイ」…秋ミュージカルは「ブロマンス」
「かっこよければ皆オッパ（兄さん）だ」あるバラエティ番組に出演した女子中学生が言った言葉で、おじさん、オッパを完璧に区別した。これによると、秋のミュージカル界は「オッパ」たちの饗宴だ。年末に先立って出師の表を投げたミュージカルすべてが魅力的な男性たちが率いる。ブラザー（Brother）とロマンス（Romance）が結合した「ブロマンス（Bromance）」。男性間の友情や仲間などを意味するこの造語は、今年の秋にも有効だ。
ブロマンスの第一条件は、男性が必ず魅力的でなければならないということだ。創作ミュージカル『ドリアン・グレイ』（9月3日~10月29日）こそ、このようなブロマンスの定義にぴったり当てはまる作品だ。オスカー・ワイルドの小説『ドリアン・グレイの肖像』を脚色した作品でミュージカル界のブルーチップであるキム・ジュンスが、世界で最も美しい男性ドリアンに扮する。ドリアンの美しさに執着するヘンリー・ウォートンは、優れた弁舌に彼堕落導いその過程での作品は「真の美しさ」についての質問を投げかける。ヘンリー・ウォートン役にもミュージカル界の代表美男パク・ウンテがキャスティングされた。
今年の秋に初披露されるもう1つの創作ミュージカル『GONE TOMORROW』（9月13日~10月23日）も、朝鮮最初の革命家として描かれる金玉均（キム・オッキュン）と彼を暗殺しなければならない洪鐘宇（ホン・ジョンウ）、2人の男性の友情と葛藤を盛り込んだ。開花期の朝鮮時代の暗殺者と標的であり時代的苦痛を一緒に耐える同志として出会った2人の男性の関係が作品の核心だ。今回、3回目の舞台に上がる創作ミュージカル『あの日々』（8月25日~11月3日）も射撃選手出身の大統領警護室のジョンハクと彼の同期ムヨンが主人公だ。無愛想なジョンハクとウィットの富んだムヨン、2人の男性の呼吸が20年前に起こったミステリーを暴きながら劇を率いていく。
海外ライセンス作品も男性たちの関係が劇の中心軸だ。夏に続き、今年の秋も舞台に上がるチェコのミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』（7月15日~10月9日）は、ひたすら人を生かすという信念の所有者の医師ダニエルと彼に執着して堕落させようとする殺人魔ジャックの関係が引き立つ。CJ E＆Mが2014年に続いて再び披露する『キンキーブーツ』（9月2日~11月13日）も、美しい男性ドラァグクイーンのローラに会いながら、主人公チャーリーが滅びていく靴工場の再起のための勇気を得るという内容だ。チャーリーとローラの2人の男性が友情で偏見と抑圧に対抗し、成功を勝ち取る。
このような「ブロマンス」のトレンドは、今年の夏『ウィキッド』が見せてくれた善い魔女グリンダと悪い魔女エルファバの「シロマンス（Siromance / 女性の友情）」と、『42番街』が見せてくれたシンデレラストーリー、『ノートルダム・ド・パリ』の悲劇的な愛、『スウィーニー・トッド』の復讐と生計のために協力するラベット夫人とトッドカップルと比べてみると確然としている。
制作会社も、これらを広報するのに「ブロマンス」という単語を前面に出す。相対的に女性の観客が多い公演文化界で代表の興行公式であるためだ。『ドリアン・グレイ』の場合、女性の前売り券購入率が92.3％、『GONE TOMORROW』の場合でも97.6％に達し、実際にこれを証明している。懸念の声もある。大型ミュージカル制作会社のある関係者は、「ブロマンスは興行保証チケットのうち、このように特定の関係層を狙う作品が一度に上がる場合、観客を分け合うことになる可能性がある」と懸念の声を出した。チョ・ヨンシン評論家は、「大衆文化全般にトレンドとして定着したブロマンスが、ミュージカル界にも自然に染み込んだ」とし、「ただし、流行だとしたに重点を置くよりは、多様性を追求することが観客にも公演界にも肯定的だ」と助言しした。
「あの日々」、「ドリアン・グレイ」…秋ミュージカルは「ブロマンス」
< ミュージカル『あの日々』 >
ブロマンスの第一条件は、男性が必ず魅力的でなければならないということだ。創作ミュージカル『ドリアン・グレイ』（9月3日~10月29日）こそ、このようなブロマンスの定義にぴったり当てはまる作品だ。オスカー・ワイルドの小説『ドリアン・グレイの肖像』を脚色した作品でミュージカル界のブルーチップであるキム・ジュンスが、世界で最も美しい男性ドリアンに扮する。ドリアンの美しさに執着するヘンリー・ウォートンは、優れた弁舌に彼堕落導いその過程での作品は「真の美しさ」についての質問を投げかける。ヘンリー・ウォートン役にもミュージカル界の代表美男パク・ウンテがキャスティングされた。
< ミュージカル『あの日々』（再演写真） >
海外ライセンス作品も男性たちの関係が劇の中心軸だ。夏に続き、今年の秋も舞台に上がるチェコのミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』（7月15日~10月9日）は、ひたすら人を生かすという信念の所有者の医師ダニエルと彼に執着して堕落させようとする殺人魔ジャックの関係が引き立つ。CJ E＆Mが2014年に続いて再び披露する『キンキーブーツ』（9月2日~11月13日）も、美しい男性ドラァグクイーンのローラに会いながら、主人公チャーリーが滅びていく靴工場の再起のための勇気を得るという内容だ。チャーリーとローラの2人の男性が友情で偏見と抑圧に対抗し、成功を勝ち取る。
このような「ブロマンス」のトレンドは、今年の夏『ウィキッド』が見せてくれた善い魔女グリンダと悪い魔女エルファバの「シロマンス（Siromance / 女性の友情）」と、『42番街』が見せてくれたシンデレラストーリー、『ノートルダム・ド・パリ』の悲劇的な愛、『スウィーニー・トッド』の復讐と生計のために協力するラベット夫人とトッドカップルと比べてみると確然としている。
制作会社も、これらを広報するのに「ブロマンス」という単語を前面に出す。相対的に女性の観客が多い公演文化界で代表の興行公式であるためだ。『ドリアン・グレイ』の場合、女性の前売り券購入率が92.3％、『GONE TOMORROW』の場合でも97.6％に達し、実際にこれを証明している。懸念の声もある。大型ミュージカル制作会社のある関係者は、「ブロマンスは興行保証チケットのうち、このように特定の関係層を狙う作品が一度に上がる場合、観客を分け合うことになる可能性がある」と懸念の声を出した。チョ・ヨンシン評論家は、「大衆文化全般にトレンドとして定着したブロマンスが、ミュージカル界にも自然に染み込んだ」とし、「ただし、流行だとしたに重点を置くよりは、多様性を追求することが観客にも公演界にも肯定的だ」と助言しした。
- 毎日経済 キム・ヨンジュ記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2016-09-03 14:26:31
