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フランシスコ教皇 、分断韓半島の平和...セウォル号で胸を痛め

フランシスコ訪韓/教皇、5日間の旅を開始 

  • フランシスコ教皇 、分断韓半島の平和...セウォル号で胸を痛め
  • 世界で最も美しい笑顔。
    韓国の地を踏んだフランシスコ教皇が14日午前、京畿道城南のソウル空港で朴槿恵大統領をはじめとする応接に出た人々に手を振って笑顔で挨拶している。空港にはセウォル号の犠牲者の遺族・セトミン・移住労働者・障害者などがともに出て教皇を歓迎した。
    [写真=共同取材団]

「韓半島の平和を心の中深くに秘めて来ました」。フランシスコ教皇(78)の訪韓一声だ。イタリア・ローマからアリタリア航空チャーター便に乗ってきた教皇は、14日午前10時16分、京畿道城南(ソンナム)のソウル空港から入国した。教皇が訪韓したのは1984年・1989年のヨハネ・パウロ2世教皇以来25年ぶりで、歴代3番目だ。

教皇の入国は素朴で暖かかった。朴槿恵大統領は空港で飛行機のタラップのすぐ下まで歩き、階段を降りてくる教皇を迎えた。大統領は着陸15分後に姿を見せた教皇に、スペイン語で「Bienvenido a Corea/韓国へようこそ」とあいさつした後、「韓国にご招待できて、韓国民はみんな喜んでいる」と語った。教皇は、「私も嬉しい。(母国の首都)ブエノスアイレスにも多くの韓国人がいる」と答えた。

続いて大統領が、「韓国人に暖かいオーラが伝わって、分断と対立の韓半島に平和と和解の時代が開くことを望む」と言うや、教皇は「心の底深く秘めてやってきた」と答えた。教皇はまた、空港に出迎えにきたセウォル号の遺族4人を紹介されて、左手を胸に当てて「胸が痛い。犠牲者を記憶する」と悲しい表情を見せた。

空港の歓迎団は、ユン・ビョンセ外交部長官をはじめとする韓国政府の関係者と、廉洙政(ヨム・スヂョン)枢機卿、カトリック司教協議会の姜禹一(カン・ウイル)議長だけでなく、平信徒32人も含まれた。特にセウォル号の遺族4人をはじめとし、セトミン(従来の「脱北者」に代わる言葉)、フィリピンとボリビア出身の移住労働者、犯罪被害者家族の集まりであるヘミル会員、障害者、列福者の子孫、外国人宣教師、修道者の代表なども迎えに来て、教皇と握手する光栄を抱いた。

10分間の迎い入れ行事が終わった後、教皇が小型車「ソウル」に乗ろうとすると、朴大統領はスペイン語で「Nos vemos luego/ではまた」と声をかけた。教皇はそれから5時間後、青瓦台で大統領にもう一度会った。

午後3時45分から青瓦台の庭園で開かれた公式歓迎式には両首脳の他に崔炅煥(チェ・ギョンファン)経済副総理などの韓国側関係者13人と、ローマ教皇庁の随行団15人の計30人が参加した。続いて4時10分から尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官、 朱鉄基(チュ・チョルギ)青瓦台外交安保首席が同席した中で、接見室で二人の首脳間の面談が行われた。
  • 毎日経済_イ・ヒャンヒ記者/チェ・ヂジョンウォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-08-14 17:32:26




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