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キム・ウビン、「感謝と初心、謙遜」を忘れない主演俳優


「でかい勝負をひとつ引っ張りに行こう」
どんな金庫であろうとてきぱきと開く業界の『マスターキー』ジヒョク(キム・ウビン扮)。ここに秀でた頭脳で偽造と作戦設計まで出来ないことはないマルチプレイヤーだ。いつでもクールな姿勢で緊張などは一生知らない人間のようにしれっと作戦を消化し、飛びぬけた外見と笑顔で女性を誘惑する。しかしその心の内を知る人間は誰もいない。(技術者たち)

俳優キム・ウビンは昨年はじめて主演映画となる『チング2』を撮影して1年後、2番目の主演映画となる『技術者たち』で観客たちと出会っている。2年前までにしても、若手スターに過ぎなかった彼が、短い時間の中で名前3文字だけで観客たちを掴むスクリーンスターに成長した。

本当は、2年前も今も、キム・ウビンにとって変わったことはそれ程多くない。彼の行動も、心構えもそのままだった。変わったのは他の人々が彼を見る視線だった。それほど早い時間の中で観客たちの心を盗むことに成功したということだ。

  • キム・ウビン、「感謝と初心、謙遜」を忘れない主演俳優
「とても感謝し、幸福ですが責任感が生じました。私の能力よりも大きなことを担うので失望させたくなくて、私を信じることへ裏切られたと感じさせたくなく。信頼を与えることが私の宿題であり。まだ答えを出せていません。まずは私に与えられたことにおいて最善を尽くすことが私がすることでしょう。負担を持たないように私なりに努力しています。ヒット公約のようなことも一度も話したことがありません。撮影をして公開出来ない作品も多いのに、公開されることだけでも感謝することです。」

今回彼が『技術者たち』で演じる役は金庫破りの技術者ジヒョクだ。仁川税関に隠された現金1500億ウォンを奪取する『技術者たち』の実質的なリーダーであり、素晴らしい外見に完璧なスタイル、服も着こなし、言葉もこなれたように吐き出す。それだけだろうか。性格もとても楽天的で体もしっかり使う。まさに不足したところがなく完璧だ。ジヒョク役は大衆が彼に期待する姿の集合体と見ることが出来る。

「監督と初めてミーティングをした時に、『今回の映画はスタイリッシュな映画』と仰ったんです。服なのか映画なのか良く分かりませんでした。けれど監督はそのすべてに神経を使っていらしたんです。個人スタイリストまで投入して力を合わせて、シーンに合わせて、人物に合わせてしっかり配列しました。」

彼は監督の期待を失望させないよう、今回の映画でやはり百問百答を通じてキャラクターを理解しようと努力した。この作業は単に今回の映画にだけ該当するものではない。彼は作品ごとに先立って自身が演じるキャラクターについて入念な分析と理解を背景にして演技を繰り広げてきた。

「以前と同じにキャラクターの一代記を作成し、百問百答もしました。そうしてこそ私がより心から焼くに近づくことが出来ると思って。人物の関係について少しでも真実のように話すために大きな絵を描いておいて、すべてのソースを探して取り入れます。それを反映して想像力を広げるんです。」

  • キム・ウビン、「感謝と初心、謙遜」を忘れない主演俳優
どれほど努力すると言っても、本当の自分ではない劇中のキャラクターを100%理解することは簡単なことではない。『技術者たち』のキム・ホンソン監督は先立って「ジヒョクという役割にキム・ウビン以外の他の俳優を考えたことはない」と強調した。これはジヒョクという役がとことんキム・ウビン本来の姿を表すことに最適なキャラクターということだ。

「気楽に演技しました。監督がお話しされた私の姿は真剣な時にはとても真剣で、気の置けない人々の前ではとても気さくな、そんな姿だそうです。グイン(コ・チャンソク扮)といる時は気楽な姿を演出しようとしました。けれど実際には違う部分が多い。犯罪は私が作ってはいませんから(笑)。多くの想像を要しました。想像を通じて作って行き、本物の金庫ではないけれどその音を聞こうと努力しました。」

彼が今回映画の中のキャラクターにより集中することが出来たのは、共に演技した先輩たちの役割も一役買った。特にキム・ヨンチョル、コ・チャンソク、イ・ヒョヌなど一人を選ぶことが難しい程、彼に助けを与えた。目で彼らを見ることだけでもキム・ウビンには勉強だった。

「先輩たちが作品に入る姿、演技する姿、解釈能力、俳優としての姿、後輩俳優に対する配慮、現場での姿など全てのことが学びの連続でした。私もいつかは活用出来るように胸に刻み、ひとつひとつ振り返りました。お返しできるが分かりませんが、必ずそんな機会が来たら嬉しいです。」

キム・ウビンは「ありがとうございます」という言葉を口癖のように口にする。たった数本の作品で短期間にファンたちの愛を独占する主演俳優となったが、彼は今も初心を忘れずに謙遜する気持ちで固まっている。そして今後、自身が学ぶ全てのことを惜しみなく俳優たちに広めたいと話した。特に、彼は先輩たちに対する愛情表現が他ならないことで有名だ。

「両親がいつも先輩を空のようにお迎えしなさいと言いました。まだ空のようにお迎え出来ていませんが(笑)私が出来る状況では最大限お迎えしようと、私の気持ちを表現しています。まだ経験も少なく、この地では子供ですから先輩たちが皆さん可愛く見てくださっているようです。その方たちがいらっしゃるから円滑に仕事が出来るのであり、私もその道の荷物とならないように、道を磨こうと準備しています。私だけが持つにはとても大きく受けているではないですか。」

  • キム・ウビン、「感謝と初心、謙遜」を忘れない主演俳優
『技術者たち』はキム・ウビンが自分の服を着たようにピッタリの役割であるが、以前には見せてくれたイメージと大きく変わらないという評もある。整った外見にしれっとした演技、そして適度にタフな姿でこれまで大衆たちが見慣れた姿だったためだ。

「正直に言えば、選択の幅が狭かった。お見せすることが出来る部分が少なかったように思います。幅が少しずつ広がり、ゆっくりお見せする予定です。来年上半期の公開を控えている映画『二十歳』という作品ではまた違う姿をお見せできると思います。」

「作品選択において、制限を置かない」と話すキム・ウビンは今年も忙しく駆け抜けた。ドラマに映画、CFなど休む暇なく一年を過ごした彼は大衆の溢れる愛に感謝しながらもさらに多くの作品でファンたちを訪ねると話した。

「こうして願っていた仕事を与えてくださるので休まないでいようと(笑)今年1月1日に願いを祈ったのですが、昨年よりももっと多くの仕事をするようにしてくださいと願いました。それで本当にたくさんの仕事を抱かせてくれて感謝し幸せな一年でした。ずっとずっと記憶に残る年でしょう。来年にはもっと願えば欲になると思います。私に与えられた仕事を一生懸命行います。」

最後に忙しく成長しただけに、変わったことも多いキム・ウビンに尋ねた。一番変わった部分は何か。

「通帳残高が増えて家が大きくなりました(笑)冗談ですよ。本当は大きく変わったことはありません。ただ、助けることが出来る人を助けるようになり、感謝していた方々に食事もご馳走できるようになりました。何よりも幸せになりました。金銭的な問題を超えて私がこうして願ったことをこうしてたくさんやっているのですから。」
  • MBNスター パク・ジョンソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-12-29 15:15:33




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