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元祖女神チェ・ジウ、「好きになって」で明るく弾ける


  • 元祖女神チェ・ジウ、「好きになって」で明るく弾ける
元祖女神が壊れた。場所は名前も分からないカラオケ店。カラフルなミラーボール照明の下で優雅さの元祖とも言えるチェ・ジウが自分勝手にダンスを踊る。「上司を感動させなくてはいけない」とタンバリンを首にかけ、掛け声を叫びながら、体を揺らす。女優人生23年、このような姿は初めてだ。「圧巻だった」と口を開き、両手で顔を隠す。そして、吐き出す小さなため息、「フゥッ!」

 「(試写会で)どんなに顔が赤くなったか。状況は面白いけど『ああ、どうしてこのシーンだけこんなに長いの』と思った。手足が全部なくなる感じがした。誰かが『ジウさんを見ていられなくて目を逸らした』と言っていた。前後を少しでも編集してくれたらいいのに。監督に強く要求しなくては(笑)」

5日午前、ソウル三清洞のカフェでチェ・ジウに会った。 7年ぶりに『好きになって』(17日公開)でスクリーンに復帰した彼女は「タンバリン・ダンス」のシーンを意識したのか、「リズム音痴の私にできる最善のダンスだった」と抗弁した。

 「私、それなりにストレッチもずっとしているし、バレエも続けてきた。足も180度開脚できる。でも、生まれつき踊れない。こんなに習っても、リズム感はまったく身に付かない(笑)」

『好きになって』は独特の個性を持つ3カップルの異なるラブストーリーを扱う。人気作家のギョンア(イ・ミヨン)と韓流スタージヌ(ユ・アイン)のカップル、駆け引きの鬼才ナヨン(イ・ソム)と彼女いない歴=年齢のスホ(カン・ハヌル)カップル、そしてオールドミスの客室乗務員ジュラン(チェ・ジウ)と中年未婚男性シェフのソンチャン(キム・ジュヒョク)カップルがその主人公だ。

チェ・ジウは「職業、性格、年齢など、似ている部分のない6人の男女の異なるユニークな恋愛方法がこの映画の魅力」だと話した。

その中でも、笑わせるのはほぼジヌとジュランの役割だ。ラブコメディの鬼才キム・ジュヒョクが、アドリブを連発させると、韓流スターのチェ・ジウが上手に受け止める。ジュランがキスをしようとすると、ジヌが面倒な表情で言う「こら、しない、しない」 。我儘がひどくなると「明日にしろ、明日に」。実はすべてキム・ジュヒョクのアドリブだ。

 「以前からジュヒョクさんのラブコメは必ず見ていた。ラブコメ王だから。案の定。初めての撮影から、すでに100%ソンチャンの状態だった。伸びたTシャツに膝の出ているズボン。アドリブが続くため、時間が経つと『台本なのかアドリブなのか』区別が難しいほどだった(笑)」

劇中でジュランは、気は強いが、実は毎回騙されれるおっちょこちょいな女性だ。職場では、若い後輩たちの活躍に気をもみ、信じていた友達から詐欺に遭い、家を失う。ソンチャンのおかげで道端で眠ることは避けることができたが、赤の他人である男性と一つ屋根の下で暮らすことから警戒心を簡単に解かない。しかし、無関心なようで自分の世話を焼いてくれるソンチャンとの同居中、ある瞬間「慣れ」と 「快適さ」を感じ、2人は恋人になる。

実は、この映画はチェ・ジウの初の「ラブコメディ」挑戦だ。メロだけに出演するのだと思っていたが、聞いてみると勘違いだった。時代劇、ホラー物、スリラーもすべて挑戦してみたいそうだ。アクションだけは除いて。理由は、「体が動かないから、相手主演を傷つけそうで怖いから」そうだ。「1920~1930年代の激動期を背景にした時代劇もやってみたい。ホラー物もぜひ出演してたい。私もホラー物は見れないが、撮ることは出来ると思う。母性愛の強いキャラクターも演じてみたい…」

独身である彼女が母性愛を言及したため「大変じゃないか」と尋ねた。彼女が言った。 「母親役はすでに演じてみた。大丈夫だった(笑)」
  • 毎日経済 キム・シギュン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-02-09 20:05:06




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