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「キム課長とソ理事」ジュノ、悪役なのに愛らしい「食べるソシオパス」


  • 「キム課長とソ理事」ジュノ、悪役なのに愛らしい「食べるソシオパス」
グループ2PMメンバーのジュノがKBS2水木ドラマ『キム課長とソ理事~Bravo! Your Life~』にて驚くべき演技力で連日話題を集めている。TQグループ財務理事ソ・ユル役を演じるジュノは弱者を踏み潰し、利得を得る傍若無人なキャラクターを完璧に消化し、「アイドル演技者」というタグをしっかり取り払った。

中でもSBS『被告人』のオム・ギジュン、MBC『ミッシングナイン』のチェ・テジュン、ケーブルチャンネルOCN『ボイス』のキム・ジェウクなど、到底理解できない極悪非道な犯罪を犯す悪役とは違い、『キム課長とソ理事~Bravo! Your Life~』のジュノは可愛く人間的な魅力により「憎みきれない悪役」として愛されている。

作品の中でソ・ユルの別名は「食べるソシオパス」だ。他の人物に比べて特に食べるシーンが多く登場するため。ソ・ユルは相手を座らせて業務の話をしながらサンドイッチとチョコバーなどを食べる姿で視線を集めた。さらには自身への暴行を扇動したチョ常務(ソ・ジョンヨン扮)を拉致した瞬間にも、ソ・ユルの手にはハッバを手にしていた。

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このようにソ・ユルはTQグループ経理部をはじめ、会社内の弱者を苦しめる悪役にもよらず「小学生の舌」が際立つ食べる場面で可愛らしい魅力を見せた。何よりも顔の筋肉を存分に使用してがっつり食べるジュノの演技は、深刻な状況でも笑いのポイントとなり『キム課長とソ理事~Bravo! Your Life~』特有の魅力にも一役買っている。

一方、ソ・ユルは片思いにより悩む人物でもある。最近のドラマにて悪役が感情を感じられないサイコパス傾向に走り、より悪辣で残忍になっている中、ソ・ユルは感情に弱い姿を見せて見る人々の胸を締め付けた。

経理部代理ユン・ハギョン(ナム・サンミ扮)に妙な感情を感じるソ・ユルは、ユン・ハギョンが頻繁に訪れるバッティングセンターの前をうろついて「キャッチボールする約束、忘れていないでしょう?」とユン・ハギョンへ抱く関心を滲ませた。

また自身を心配するユン・ハギョンに「これからもユン代理が嫌がる行動をたくさんすることになります。その時にはただ、立つことのできない歩みを歩いているんだな、そう考えて理解してください」と話し、今後悪事をおこないながらもユン・ハギョンを考え悩む姿を見せた。

自分よりも低いと考える人物は見向きもしない冷徹さだが、愛の前ではぎこちないソ・ユルの姿はキャラクターの魅力をより倍増させた。キム・ソンリョン(ナムグン・ミン扮)と親しいユン・ハギョンを意識し、自身に目的があって近づいてきたユン・ハギョンに失望し怒る彼を見れば、ソ・ユルが本当に『キム課長とソ理事~Bravo! Your Life~』の悪役なのかと疑うほどだ。

こうしてソ・ユルはこれまでの悪役とは違い、刺激的な悪行よりも人間的な姿をより強調する差別化戦略を通じて愛らしくも共感できる悪役となった。
  • シックニュース キム・ダウン記者 / 写真=イ・ミファ記者、KBS2放送画面キャプチャー | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-03-09 11:48:00




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