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今夜初放送「ただ愛する仲」JTBCの正面突破、正統ロマンスで月火ドラマ枠に再挑戦


  • 今夜初放送「ただ愛する仲」JTBCの正面突破、正統ロマンスで月火ドラマ枠に再挑戦
3年ぶりに再会したJTBC月火ドラマが地殻変動を起こすか。『密会』、『パダムパダム~彼と彼女の心拍音』などの感情線の深いロマンスを見せてきたJTBCが初主演を担うジュノ、ウォン・ジナを筆頭にした『ただ愛する仲』で帰ってきた。

『ただ愛する仲』は荒々しくも力強い裏路地の青年ガンドゥ(ジュノ扮)と、傷を隠し平凡な日常を夢見るムンス(ウォン・ジナ扮)、人生を揺さぶる事故から劇的に生き残った二人の男女が互いの傷を癒していく過程を描く。

総合編成チャンネルJTBCは開局初期に午後8時45分台にドラマを編成、その後10時に時間帯を移してドラマ戦争に参加した。しかし視聴者から認識が低かったJTBCは『パダムパダム~彼と彼女の心拍音』、『密会』、『ユナの街』などこれまでも話題となるロマンス作品を放映してきたが、平均視聴率2%台を記録し、最終的にドラマに替わりバラエティ番組に編成を変えた。

いつしか地上波よりも高い視聴率を記録しているJTBCは再び方向を戻した。地上波ドラマも以前のように高い視聴率を記録しにくい午後のドラマ時間帯にJTBCが再挑戦することを決意したためだ。公衆派ドラマが放送されている10時編成ではないが、JTBCの看板バラエティ番組であった『アブノーマル会談』を終了し、『ただ愛する仲』を編成したことそのものがJTBCの大きな挑戦であることを想像させる。

加えて『優しい男』、『本当に良い時代』など繊細で暖かな演出力を見せてきたキム・ジンウォンPDと『秘密』や単発ドラマ『ヨヌの夏』を通じて人間に対する深い理解をもとに感情線の流れを精密にキャッチしたユ・ボラ作家の出会いは、先立って披露されたJTBC伝統ロマンスジャンルの命脈を引き継ぐものと思われる。

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これと共にキム・ジンウォンPDとユ・ボラ作家が選んだジュノ、ウォン・ジナの呼吸も期待される。放送に先立って進行された『ただ愛する仲』制作発表会にてキム・ジンウォンPDは「ジュノがアイドルとは感じられない」と話し「多くの新人俳優の中でウォン・ジナが一番目に飛び込んだ」と明かしている。

ジュノは2年ほどの短い時間にアイドルではない俳優の道をゆっくりと歩んできたためだ。彼は映画『二十歳』(イ・ビョンホン監督)にて大変な人生の前でも笑顔を見せる哀切な青年ドンウに扮してカン・ハヌル、キム・ウビンと自然なケミを見せた。続いてtvNドラマ『記憶』では気難しい原則主義者チョン・ジンとして、KBSドラマ『キム課長とソ理事~Bravo! Your Life~』では成功のためであれば不正も厭わないTQグループ財務理事ソ・ユルに扮して視聴者の脳裏に深く印象付いた。

これまで他作品で見たことのない新鋭ウォン・ジナは、今回の作品で小さな点も容認しないほどに気難しいが腕前が良く業界で認められている建築モデラーのハ・ムンスに扮する。表面では寛容に見えるが、絶え間ない悲しみと痛みを隠すことに慣れてしまったキャラクターだ。

120倍の競争率を破ったウォン・ジナについてキム・ジンウォンPDは「視聴者がハ・ムンスという人物そのものの本心を感じればという願いからウォン・ジナをキャスティングした」とし「ウォン・ジナは一番ムスンらしく、見る人を気分よくする健康で暖かなエネルギーを持つ俳優」だと賞賛してさらに期待を高めた。

総合編成チャンネルの破格的な編成と挑戦的なキャスティングは、月火ドラマに地殻変動を起こすのか。平均視聴率10%を記録している月火ドラマの中で『ただ愛する仲』はどのような成績を受けることになるのか、期待が集まっている。
  • シックニュース キム・ジヨン記者 / 写真=シックニュースDB、セルトリオンエンターテイメント | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-12-11 13:46:00




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