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教育部の高位公務員が「民衆は犬・豚」発言で波紋広がる


教育部の高位公務員の飲酒不適切発言の波紋が広がっている。

ナ・ヒャンウク教育部政策企画官(局長)は7日夕方、あるメディアの記者らと夕食中に「民衆は犬・豚だ」、「身分制を強固化しなければならない」と発言した。当時の発言は酒を兼ねた夕食の席で記者らと二極化問題をめぐり、論争を繰り広げていた中で出て、これを一緒にいたメディアが報道し、公開された。

教育部は9日、ナ政策企画官の発言が報道され、波紋が大きくなると、謝罪と共にナ政策企画官を待機発令し、経緯の調査に乗り出した。教育部は、「該当の公務員が夕食の席で飲み過ぎた状態で記者と議論を繰り広げ、失言したものだ」とし、「所属公務員が適切でない言動で国民に心労をかけたことについて深く謝罪する」と明らかにした。教育部は、事件の波長を考慮して迅速に経緯の調査を終え、懲戒議決要求をするかを決定するものと見られる。

このような中、ナ政策企画官の発言の波長は引き続き拡大している。与野党はもちろん、教育界と市民団体の批判も続いている。怒ったネチズンの批判も暴走している。各種インターネット掲示板はもちろん、教育部のフェイスブックなどには厳重な懲戒を要求する書き込みが殺到している。

イ・ジュンシク社会副首相兼教育部長官は11日午前、国会の教育文化体育観光委員会会議で謝罪文を発表した。彼は「どのような状況と理由であっても、公職者として不適切な言動であり、この点についてはどんな言い訳もすることができない」と伝えた。

続いて、「報告を受けた後、すぐに該当の職員を待機発令措置し、監査官に事件の経緯を徹底的に調べるよう指示した」とし、調査結果に基づいて重い懲戒を含む厳重な措置をする計画だと明らかにした。彼は、「所属職員の不快な発言で国民の心に大きな傷を与えることになり、惨憺たる心情だ」とし、「今回の事件をきっかけに、職員が正しい価値観と公職者としての使命意識を持つようにあらゆる努力を尽くす」と伝えた。

待機発令されているナ政策企画官は、会議に参加せず、現在は故郷である慶尚南道馬山(マサン)にいることが分かった。
  • 毎日経済デジタルニュース局 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-07-10 21:26:22




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