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韓国が「パリクラブ」21番目の会員国として加入、新興国では初


韓国が債権国の協議体であるパリクラブに21番目の会員国として正式加入した。パリクラブの既存会員国は経済協力開発機構(OECD)主要会員国である20の国家で、新興国としては韓国の加入がはじめてだ。

企画財政部は1日(現地時間)、チェ・サンモク1次官がフランスのパリにて開かれた「パリクラブ60周年記念式および韓国加入署名式」に出席し、パリクラブ加入文書に署名したと明かした。パリクラブは国際公的債務再調整に関する核心論議体として、債務国が公的債務を正常に返済できない構造的な困難に置かれた場合に再調整を論議する機構だ。

韓国政府は先月3日、韓国-フランス首脳会談にてパリクラブ加入意思を表明し、パリクラブ議長国であるフランスは最近、主要20カ国(G20)国際金融公社(IFA)実務会の議長を共同で務めることになったことをきっかけに、韓国にクラブ加入を招待したものと伝えられた。

パリクラブ署名を終えたチェ次官は「1950年代、世界でもっとも貧しかった国のひとつであった韓国が、つらい歴史を乗り越え、経済強国として早い段階で成長し、新興国としてパリクラブに参加した最初の国家となった」と話した。続けて「韓国のパリクラブ加入が、他の進行債権国の加入を促す触媒として作用することを期待する」とし、「経済的困難に瀕した債務国が韓国を見て希望を持つことを願う」と付け加えた。

企画財政部はパリクラブ加入により、韓国が保有する対外公的債権の回収の可能性が大きくなり、国際社会での役割も一層拡大するものと期待した。
  • 毎日経済デジタルニュース局_キム・イェリン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-07-02 12:04:51




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