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コリアナウ > 社会 > 死を呼ぶデート暴力…恋人による殺人事件が5年間で290人
韓国で、恋人を常習的に暴行し、別れた後にもソーシャルネットワークサービス(SNS)を介して暴言を吐き、執拗に苦しめてきた20代に法院(裁判所)が実刑を宣告した。
ソウル南部地方法院・刑事13単独(シン・ジュングォン判事)は、別れた元恋人に対して日常的に暴力を振るった疑いで起訴されたイ容疑者(23)に懲役1年を宣告したと24日に明らかにした。2013年からイ容疑者は10代の女性と同居しながら頻繁に暴力を振るった。結局2人は2013年12月に別れたが、イ容疑者はSNSを介して、「おまえは生きている価値がない」「最後まで俺を無視した対価を示してやる」などの罵りの言葉が含まれたメッセージを25回送るなど、執拗にこの女性を苦しめた。
このように、恋人関係にある人から暴行を受ける「デート暴力」被害者が急増している。
パク・ナムチュン新政治民主連合議員が警察庁から提出を受けた資料によると、ここ5年間、恋人関係にある人から暴行被害に遭った人は3万6362人に達した。このうち、強制わいせつや性的暴行をされる事例は2010年に371人、2012年に407件、2014年に678件と、ここ5年間で2倍近く増えた。恋人から暴行を受け、命を失った人も5年間で290人に達した。