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釜林事件 33年ぶりに無罪、国家保安法の違反証明ない


  • 釜林事件 33年ぶりに無罪、国家保安法の違反証明ない
映画「弁護人」の素材として注目された「釜林(プリム)事件」の再審請求人5人が、33年ぶりに無罪の確定を受けた。

韓国大法院(最高裁)2部は、釜林事件の被害者のコ・ホソク、ソル・ドンイル、ノ・ジュヨン、イ・ジンゴル氏など5人が請求した国家保安法違反の罪など、再審上告審で無罪を宣告した原審を確定した。

裁判部は「原審が公訴事実のうち反共法違反と国家保安法違反の点などに対して犯罪の証明がないという理由で1審有罪判決を破棄し、無罪を宣告したことは正当だ」とし、「検事が作成した被害者尋問調書と押収物などの証拠能力などに対して法理を誤解していない」と判断した。

釜林事件は去る1981年9月、釜山地域で社会科学読書会をしていた学生と教師および会社員など22人が令状なしで逮捕され、拷問を受けて起訴された事件だ。釜林事件当時、19人が起訴され、法院で最高懲役7年の刑まで宣告され、後に刑執行停止で釈放され、民主化運動として認められた。

これに対しコ氏などは、去る2012年8月、釜山地方裁判所に国家保安法違反の罪などに対する再審を請求し、裁判部は33年ぶりに全員無罪を宣告した。裁判部は「これらの行為が国家の存立・安全や自由民主的基本秩序に害悪を及ぼす明白な危険性があったと見るには不足している」とし、無罪を宣告した。
  • 毎経ドットコム_速報部/写真出典=映画「弁護人」ポスター | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-09-25 15:55:01




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