トップ > コリアナウ > 社会 > 韓、来月初めにオミクロン変異株拡散の頂点か

韓、来月初めにオミクロン変異株拡散の頂点か

一日20万人確定も予想 

  • 韓、来月初めにオミクロン変異株拡散の頂点か

コロナ19の新規確定者が急増するなかで、オミクロン変異株がウイルス拡散傾向の頂点到達時期と、頂点の規模に対する疑問が大きくなっている。防疫当局と専門家らは、来る3月初めを前後に頂点に入ると展望する。英国と米国などの海外国の先例を見ると、オミクロン株が優勢種となった時点(昨年11月末~12月初め)を基準にして、約1ヶ月内外で頂点に達したことが分かった。

ただし韓国は海外国家に比べ、頂点に到達する速度は遅いだろうと予測される。緩い防疫緩和措置で高水準の自然免疫を形成した先進国とは異なり、韓国は自然免疫戦略よりも強力な社会的距離の確保を選んだことで拡散速度は比較的遅いからだ。実際に、韓国は英・米と似た時期(昨年12月1日)に初のオミクロン株の確定者が発生したにもかかわらず、2カ月が過ぎた現在でもまだ頂点に達していない。

16日、高麗大学感染内科のキム・ウジュ教授は「イギリスの研究によると、国民の約29%がコロナ19にかかって回復したことに対して国内の累積確定者は155万人で、全人口の3%にもならない」とし、「韓国はスウェーデンやイギリスなどと比較して、頂点を極めてから減少するまでにもっと時間がかかるだろう」と語った。

専門家らはおおむね今月の中に頂点に到達することは難しく、頂点は早くても来月初めになるだろうという展望を出した。カチョン大学予防医学科のチョン・ジェフン教授は「本格的に流行の頂点に入る時期は3月上旬」だとし、「本格的な確定者の減少までは、それからさらに2~3週間の時間が必要だと思う」と語った。ハンリム大学呼吸器内科のチョン・ギソク教授も「さまざまな情報を総合すれば、早ければ3月初め以降に頂点に到達すると予想している」と語った。頂点到達時の一日の確定者規模は、20万~30万人水準になるだろうというのが専門家らと当局の推定だ。チョン・ギソク教授は「3月初めに一日の確定者が20万人に達するかもしれず、確かな減少傾向を示すまでは少なくとも2週間かかる」と予想した。防疫当局もこの日のブリーフィングで「頂点到達時期については予断しにくい」としながらも、「2月末から3月初めを前後に、確定者17万人が出るだろう」と予測した。

ただし、頂点の規模において社会的距離の確保の緩和が予期せぬ変数として作用しうるという指摘も出ている。まだ頂点に達していない状況での防疫緩和は、拡散の規模を大きくするかもしれないということだ。チョン・ギソク教授は「20万~30万人の線を頂点と見通したが、防疫緩和で3月以降に拡散規模がさらに上がる可能性がある」と語った。一方、16日から在宅治療対象者(集中管理群)に支給される在宅治療キットなどを適時に配送するため、集配員を通じた郵便サービス体系が活用される。
  • [ハン・ジェボム記者
  • 入力 2022-02-16 17:48:32




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア