トップ > コリアナウ > 社会 > 50年ぶりの冬干ばつ…韓、全国各地で山火事頻発

50年ぶりの冬干ばつ…韓、全国各地で山火事頻発


  • 50年ぶりの冬干ばつ…韓、全国各地で山火事頻発

  • 慶尚北道と江原道一帯で大規模な山火事が続くなかの去る6日、慶尚北道蔚津郡の北面で一人の老婆が山火事で吹き飛ばされて、惨めに崩れ落ちた家の前でため息をついている。 [イ・チョンウ記者]



慶北・江原地域の大規模な山火事が三日目でおさまらず、今年の春に発生した山火事だけでも昨年の発生件数の半分を超えたことが把握された。 50年ぶりに最悪という冬干ばつと強風が主な要因に挙げられ、春雨が降るまでにさらに火事のリスクが潜在していると指摘される。 6日の森林庁によると、今年に入ってこの日までに全国で発生した山火事は総246件で、前年の同じ期間(126件)の2倍近くに増えた。これは昨年の総火災発生件数(349件)の3分の2に達し、過去10年の平均(480.0件)の半分に迫る数値だ。

この10年間、山火事発生の59.1%が3~5月に集中したという点を考慮すれば、これから山火事の発生件数がさらに大きく増える可能性もある。東海岸の山火事を含め、去る4日からこの日午前5時までの2日を少し超えるあいだだけで、全国でなんと14件の山火事が同時多発で発生した。まだ鎮火が終わっていない山火事は全部で6件だ。

今回の大規模山火事の原因としては、50年ぶりに最悪という冬干ばつがあげられる。去る1月の全国降水量は2.6ミリで平年26.2ミリの10%水準に過ぎず、1973年以降で最低値を記録した。先月までの2カ月間の降水量も12.1ミリで、1987年の27.8ミリ以後の35年ぶりに最低水準だ。気象庁の関係者は「全国各地に気象観測装置を設置した1973年以降を基準に、昨冬(昨年12月~今年2月)は歴代最低の降水量を記録した」と語る。いったん山火事が起きれば水分を含んでいない落葉や小枝、木などに飛び火して急激に広がる環境が造成されたわけだ。

冬と春の間に吹く、強い風の影響も小さくない。江原道の山火事も4日からこの日まで、江原永東地域や慶北内陸などに初速25メートルを超える強風が吹き、火が急速に広がったわけだ。国立森林科学院の研究によると、秒速6メートルの風速と傾斜30度の条件では、山火事の拡散は風のない平地と比較して79倍まで速くなる。

2019年の高城・束草山火事は、最大瞬間風速が秒速35.6メートルで、最初の発火地点から7.7キロメートルほど離れた海岸まで広がるのに90分もかからなかった。実際、この日の午前9時に蔚珍(ウルチン)と三陟(サムチョク)には乾燥警報と強風注意報が発令され、江陵と東海には乾燥注意報と強風注意報が発令された。幸いなことに強風注意報はこの日午後を起点に、全国すべての地域で解除された。

火種を消す春雨は、来週末に降るだろうと予告された。しかし異例的な冬の干ばつを解消するには、充分ではないようだ。気象庁の関係者は「来る13日、全国的に雨が降ると分析される」としながらも、「冬の降水量があまりにも少なくて、1回の雨で解消されることは難しいと見ることができる」と語った。降水の見通しも暗い。気象庁の関係者は「3~4月の降水量は平年と同様の水準だろう」とし、「当分のあいだ多くの雨が降るほどの気象信号はまだ見出されていない」とした。

森林庁は山火事による追加ダメージ防止のために総力を傾けている。前日の5日から来月17日までを「大規模山火事特別対策期間」に定め、24時間緊急勤務体系に切り替えた。山火事監視員とドローン監視団を活用し、山火事脆弱地域の不法焼却および無断入山者に対する集中監視も行う。週末の取り締まりと夜間の取り締まりのレベルも高める計画だ。さらに森林庁は先月中旬から地方自治団体所属の森林司法特別警察官約1400人を活用し、放火者の検挙および処罰に努めている。
  • 50年ぶりの冬干ばつ…韓、全国各地で山火事頻発
.
  • 毎日経済 | リュ・ヨンウク記者
  • 入力 2022-03-06 20:51:39