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交通事故死亡者のうち38%が歩行者、全国「歩きやすい街」づくり

韓国安全行政府 

  • 交通事故死亡者のうち38%が歩行者、全国「歩きやすい街」づくり
健康に対する社会構成員の関心が高まっている中、釜山・北区、忠北・忠州など全国10カ所で歩行者中心の「歩きやすい街」が造成されるとして注目される。

韓国の安全行政府は、子供、高齢者など交通弱者の安全、低迷した旧都心の再生、地域商圏の活性化などのために生活圏周辺の車道を歩行者中心の都市空間として造成する「2015年歩行者環境改善地区10カ所」を選定した。事業地域は全国を対象に公募を受け、学界、市民団体などの民間専門家で構成された「歩行事業選定委員会」で現地を実査/実地調査し、歩行、交通量、事故現況などを分析して選定した。

今回選定された地域は、商業、大学街、農漁村など類型星で多様であり、事業完了時、歩行の安全性を高めて地域景観を改善するのに相当な効果があるものと期待される。該当事業は来年上半期中に住民説明会と専門家諮問を実施し、基本設計と実施設計などを経て詳細事業推進計画を確定した後、下半期から本格的に行われる予定だ。

安全行政府は、今回事業区域を対象に歩行量が多い住居、商業地域の裏通りの歩行交通事故予防のための制限速度下方、速度低減施設および歩行専用道を設置する。また、スクールゾーン(子供保護区域)と連携した安全な通学路および交通安全施設を設置し、子供、高齢者など交通脆弱階層のための路面の平坦化など、歩きやすく安全な歩行環境を造成する。この他にも、歩道の幅が狭かったり、電柱などの歩行障害物のために不便だった歩行環境を電柱地中化、駐車空間の確保、不法駐停車取締り機の設置など歩行環境改善などの作業を進める計画だ。

一方、11月11日はペペロデーだけでなく、歩行者の日だ。このため、中央部処、公共機関、地方自治体の交通安全業務担当者が1カ所に集まり、交通事故死傷者減少目標達成のための実行戦略を模索しようと、交通安全セミナーを11日から12日までの両日、開催する。

安全行政府のチョン・ジョンジェ安全政策局長は「交通事故全体死亡者のうち、歩行者の死亡事故が占める割合が37.8%でOECD平均の2倍の水準」と伝えた。「歩行量が多かったり、子供、高齢者など交通弱者の通行頻度が高い地域などを中心に、2015年から本格的に事業を実施し、全国の市郡区に1カ所以上歩行環境改善地区を設置する。また、「歩行権の強化のための制度改善、取り締まり強化を汎政府次元で積極的に推進していく計画」と伝えた。
  • シックニュース_チュ・ヨンソク記者/写真=photopark.com | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-11-10 16:50:07




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