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朴大統領、自国の状況だけを考慮して金融政策を展開してはならないのではないか?

G20首脳会議の帰国の途、異例の機内記者会見…円安を注意深く批判 

  • 朴大統領、自国の状況だけを考慮して金融政策を展開してはならないのではないか?
△写真=朴槿惠大統領が16日夜(現地時間)豪州で開かれたG20首脳会議歴訪を終え、ブリスベン国際空港を出発するに先立ち、機内で記者たちに首脳会議の結果について説明している[ブリスベン=キム・ジェフン]

朴槿惠(パク・クネ)大統領は豪ブリスベンでのG20首脳会議で、公開の場で円安問題を指摘したことに対し「このままではいけないと思い、決心して発言したもの」だと語った。朴大統領は16日の夜、豪ブリスベンで開かれたG20首脳会議を終え、帰国する大統領専用機で記者らと会った席で、発言の背景を尋ねたところこう答えた。朴大統領は、「経済が困難なとき、新興国の経済的寄与として先進国もその効果を見なかった。そのおかげで先進国の経済は少し回復したと、自国の状況だけを考慮して経済と金融政策を展開してはならないのではないか」と、発言の意図を説明した。

朴大統領は16日、G20首脳会議の第2セッションに参加して、公然と「主要先進国の通貨価値の偏り現象は、一部の新興国経済に負担として作用することがあることに注意すべきだ」と発言した。最近、日本の追加量的緩和を通じた円安に対し、安倍晋三日本首相の前で公然と批判したものだ。

当時、朴大統領は直前のセッションの夕食会で、3分発言の機会を2度得て発表した直後なので、第2セッションでは追加発言が困難な状況だったが、積極的に追加発言の意思を表示したうえ「円安」発言まで行ったと伝えられた。

これまでは歴訪のたびに、飛行機の出発直前に記者らと短く挨拶だけ行ってきた朴大統領が、今回は異例的に30分あまりのあいだ機内を回って話を交わした。

朴大統領は、歴訪期間に行われた中国やニュージーランドとの自由貿易協定(FTA)交渉の妥結宣言と関連して、「われわれ首脳間の電話による対話も何度か行い、奨励も行い、創造的なアイデアや妙案も出して助けになったし、譲歩と理解でいい結果があった」と伝えた。

朴大統領は特に「わが国の国民や企業に役立つことなのに、政府だけでなく、国会も少し心を一つにして批准(同意)してくれれば」とし、「わが国もここ(FTA)にのぼって、(国民所得)4万ドルにならなければならない。批准が適時に行われないとどんな損害をこうむるか、よくご存じではないか」と語った。

歴訪期間中に韓・日首脳会談を提案した背景に対する質問には、「昨年は条件が非常に悪くてできなかったが、今年はそれよりも(条件が)良くなったと思って提案した」とし、「とは言え、これから外交長官会談が残っており、どうなるか見なければならない」と答えた。
  • 毎日経済_キム・ソンゴル記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-11-17 17:32:54




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