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図書定価制初日、憂慮が現実に

インターネット書店は30%ほど減り…本の販売は下がる 

  • 図書定価制初日、憂慮が現実に
△写真=21日午前、教保文庫光化門店で図書定価制の案内文がかかっている。改正図書定価制施行初日のこの日、インターネット書店の売り上げは大きく減少し、オフライン書店も普段より顧客が減った。

「サーバーがダウンする『インターネット書店大乱』が起こったことが嘘のように、本を買う人が一瞬のうちに消えてしまいました」

21日、あるインターネット書店のMDの愚痴だ。全ての本の割引率を15%以内に縛る改正図書定価制が施行された初日、出版市場はその名の通り「氷河期」に入った姿だ。

「第2の端通法(端末機流通構造改善法)」論難を引き起こした図書定価制が施行された初日の姿は混乱した。

教保文庫・イエス24・インターパーク・アラジンなど、「BIG4」インターネット書店は、21日の深夜から午前7時の間、一世に価格割引率を調整するホームページ改編を経た後、図書販売を開始した。しかし、前日にサーバーが ダウンするほど注文が殺到していたインターネット書店は、一斉に売り上げが下落した。

イエス24の図書販売量は、21日午前7時~午後3時基準で図書定価制施行前の19日より38.8%減った。アラジンは、「今日は11時基準で、21日の午前中の販売量は普段の70%水準に落ちた」と明らかにした。アラジンにはさらに「割引図書」の代わりに「再定価図書」のカテゴリーができた。価格を半分の6500ウォンに下げた奥田英朗の『オリンピックの身代金』などの本と、9800ウォンの普及版を別に出版した、チャン・ハジュンの『彼らが話さない23種類』などの本がこの日から別途コーナーで紹介された。割引図書で読者に露出することが不可能になると、今度は価格を下げた図書が露出し始めたのだ。

弘大近くのブックカフェも一斉に割引率の調整に入った。愛書家たちの愛を受けてきた文学トンネのブックカフェ「カフェコンマ2ページ(cafe comma2 Page)」には、本を買いに来て引き返す読者たちが続出した。カフェコンマ2ページのジャン・ウトゥム店長は、『改正図書定価制の施行でカフェコンマの本は10%割引されて販売される』とカフェのあちこちに公示したが、図書定価制をよく知らない読者たちが終日割引の有無を尋ねて空しがる人が多かった」と述べた。
  • 毎日経済_キム・スルギ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-11-21 15:51:08




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