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景気寒波で凍りついた寄付、3年間で10.6%P急減

ソウル市「ソウル市民の寄付率変化」 

  • 景気寒波で凍りついた寄付、3年間で10.6%P急減
景気低迷にソウル市民の寄付も減少した。

4日、ソウル市が発表した「ソウル市民の寄付率の変化」の資料によると、満20歳以上の市民の寄付率は3年連続で減少し、昨年35.9%にとどまった。寄付率は1年間で一度でも寄付した経験(宗教団体への寄付を除く)がある市民の割合で、この数値が低くなったのは、それだけ人を助けることに消極的になったという意味だ。

ソウル市民の寄付率は、2010年に46.5%で高くなったが、それ以降、継続的に減少し、3年ぶりに10.6%ポイントも急減した。市民の寄付温度が急激に低下したのは、実質所得の減少など経済的な問題が大きいことが調査された。昨年、ソウル市民が寄付をしない理由としては、「経済的余裕がなくて」が61.5%で最も高かった。「寄付に興味がなくて」(17.5%)、「直接要請を受けたことがなくて」(9.2%)、「寄付団体など不信」(7.6%)を挙げた市民は相対的に少なかった。

この日、韓国銀行は、第3四半期の実質国民総所得(GNI)が前四半期比0.3%増にとどまり、増加率が2年6ヶ月ぶりに最低水準に低下したと明らかにした。半分以上(52.4%)の市民は、寄付文化の拡散に火をつけためには、お金持ちの「ノブレス・オブリージュ(上流層の率先垂範)」が必要だと口をそろえた。

全年齢層で寄付率が減少したものの、特に40代(マイナス13%ポイント)、50代(マイナス13.4%ポイント)の寄付参加から離脱したことが最も大きかった。一方、昨年の寄付を最も多くした階層は、30代の女性で42.8%の寄付率を見せた。
  • 毎日経済_キム・ジョンファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-12-04 17:14:41




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