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この論文を教授の霊前に捧げます

天才科学者 故ソ・ガプヤン教授「クモセンサー研究」に共同著者として 

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「天才科学者」と呼ばれ、昨年、不慮の事故で残念にも亡くなったソウル大学の故ソ・ガプヤン教授の生前の研究プロジェクトである「クモセンサー」が、世界3大科学ジャーナル「ネイチャー」に掲載された。先輩教授と彼の弟子たちが研究を受け継ぎ、1年10ヶ月ぶりに作り上げた輝く成果だ。弟子たちはこの論文をソ教授の霊前に捧げた。

ソ教授の先輩であるソウル大学機械航空工学部のチェ・マンス教授と弟子だったソウル大学のカン・デシク研究員などの共同研究チームは、クモがクモの巣で発生する微細な振動を感知する能力を模倣した「超高感度センサー」を開発したと明らかにした。研究結果は、ネイチャー11日付けに掲載された。

研究は、昨年2月にソ教授の下で博士課程中だったカン・デシク研究員のアイデアで始まった。以来、5カ月間、ソ教授とカン研究員は、同じ研究室の学生たちと一緒に研究し、クモの足を模倣するセンサーの開発に集中した。そのうちに、ソ教授が昨年6月、学会に参加するために訪問したハワイで水泳後に心臓麻痺で命を失い、弟子たちはチェ教授と一緒に研究を進めた。結局、クモセンサー論文はネイチャーに掲載され、弟子たちはソ教授の偉業を称え、共同著者に彼の名前を上げた。

ソ教授は、2004年に米国マサチューセッツ工科大学(MIT)が発行する「テクノロジーレビュー」が選定した「今年の若い科学者100人」に選ばれるほど嘱望される科学者だった。国際科学技術論文引用索引(SCI)に登録された国際学術誌に論文180編余りを掲載するなど、学界では「天才科学者」と呼ばれた。
  • 毎日経済 ウォン・ホソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-12-11 04:03:01




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