トップ > コリアナウ > 社会 > 毎日経済新聞選定「今年の人物10人」
△写真=「癒しの光」が流れる珍島（チンド）の彭木（ペンモク）港。去る4月16日、全羅南道珍島近海で発生したセウォル号沈没事故で犠牲者295人と9人の行方不明者を飲み込んだ闇の海に、灯台が赤い光を放っている。灯台の後ろに流れる星は、まるで犠牲者の魂を表すかのように輝いている。 [珍島＝イ・スンファン記者]
国民的な公憤を引き起こしたし、夢や希望を与えたりもした。また、痛みや切なさを残したまま、私たちのそばを離れた人物もいる。毎日経済は2014年を締めくくるこの時期に、一年のあいだ国民の関心を集めた話題の人物10人を選定した（カナダラ順）。
◆ キム・ブソン「暖房費烈士」
アパートの暖房不正を暴いた「暖房烈士」として注目された。同じアパートに住んでいる一部の住民が、熱量計の電池を抜くなどの手法で暖房費を少なく出した事実を暴いたが、住民と対立して暴行事件に巻き込まれた。調査の結果、暖房不正の一部が事実として明らかになり、前職の管理所長などが立件された。
◆ キム・ヨナ（金姸兒）「奪われた金メダルと引退」
ソチ冬季オリンピックでショートプログラムとフリースケーティングの両方で、一度のミスもない「クリーン演技」をみせた。しかし、金メダルは彼女ではなくロシアのアデリナ・ソトニコワに渡った。開催国アドバンテージが適用され、被害を見たという世論がわき立ったが、キム・ヨナは淡々と結果を受け入れて引退を選択した。
◆ キム・ヒョジュ（金孝周）「KLPGA平定」
19歳の少女キム・ヒョジュは、今年の韓国女子プロゴルフ（KLPGA）ツアーで賞金王・最多勝・最低平均打数賞・大賞の4つのタイトルを独占した。特に今シーズンに獲得した賞金額は合計12億898万ウォンで、2008年にシン・ジエ（申智愛）が立てた1シーズン最多賞金（7億6500万ウォン）の記録をはるかに超えた。来年にも大活躍が期待される。
◆ 壇園高校の学生「全国民を泣かせる」
「みんな本当に愛して、僕は最後の動画を撮った」。「お母さん、もう言葉で言えないかもしれないから送る。愛してます」。去る4月16日、セウォル号沈没で壇園高校の学生250人が死亡した。無責任な大人の過誤で学生がむなしくこの世を去り、国民すべてが悲しんだ。
◆ シン・ヘチョル（申海澈）「グッバイ魔王」
腸狭窄手術を受けた後に心停止で病院に運ばれたが、五日後の10月27日に死亡した。手術を執刀した病院に「医療過誤」があるかどうかを判断するための調査が行われた。 1988年にデビューした後、「N.EX.T」での活動を通じて韓国大衆音楽の地平を広げたという評価を得ている。
◆ ユ・ビョンオン（兪炳彦）「セウォル号惨事後、謎の死」
セウォル号事件の調査過程で、清海鎮海運の実際の所有者であるセモグループのユ・ビョンオン会長が注目された。警察は公開手配まで乗り出して、賞金は5億ウォンにまで上がった。結末は虚無的だった。神出鬼没に逃げまわっていると思われたが、警察の追跡が本格的に始まる前にすでに冷たい死体に変わっていた。
◆ イ・ジョンヒョン「野党の庭から初当選」
1988年に小選挙区制が導入されて以来、全南地域で当選した最初のセヌリ党系列の国会議員。7・30補欠選において、全羅南道順天・曲城で49.4％の支持率で当選した。パク・クネ大統領の最側近人事に分類されるという点から、イ議員が全羅南道で当選したことは、韓国政治史に一線を画した事件として評価される。
◆ チャン・グレ「未生症候群」
ドラマ『未生』の契約社員であるチャン・グレが経験する悲しみに、私たちの社会の「未生」たちは公憤した。チャンは検定考査出身でTOEICのスコアもなかった。しかし情熱的な努力で、会社からスペックを積んでいった。そんな情熱的な姿に同僚たちも彼を応援した。
◆ チョン・ユンフェ「秘線形実勢疑惑」
論難になった「チョン・ユンフェ査察文書」は、かつてパク・クネ大統領の最側近だった彼が、青瓦台秘書官3人のイ・ジェマン、チョン・ホソン、アン・ボングンなどと国政に深く介入したという疑惑を呼び起こした。
◆ チョ・ヒョナ（趙顕娥）「ナッツリターンの張本人」
12月5日、米ニューヨークから大韓航空のファーストクラスに搭乗した当時のチョ・ヒョナ大韓航空副社長は、乗組員のサービスを問題視して離陸しようとした航空機を戻し（ランプリターン）、事務長を降ろした。この事件が知られて以後、チョ副社長はすべての地位から退いた。
毎日経済新聞選定「今年の人物10人」
キム・ヨナ、キム・ヒョジュ、チャン・グレ…忘れません、壇園高校そして魔王
国民的な公憤を引き起こしたし、夢や希望を与えたりもした。また、痛みや切なさを残したまま、私たちのそばを離れた人物もいる。毎日経済は2014年を締めくくるこの時期に、一年のあいだ国民の関心を集めた話題の人物10人を選定した（カナダラ順）。
◆ キム・ブソン「暖房費烈士」
アパートの暖房不正を暴いた「暖房烈士」として注目された。同じアパートに住んでいる一部の住民が、熱量計の電池を抜くなどの手法で暖房費を少なく出した事実を暴いたが、住民と対立して暴行事件に巻き込まれた。調査の結果、暖房不正の一部が事実として明らかになり、前職の管理所長などが立件された。
◆ キム・ヨナ（金姸兒）「奪われた金メダルと引退」
ソチ冬季オリンピックでショートプログラムとフリースケーティングの両方で、一度のミスもない「クリーン演技」をみせた。しかし、金メダルは彼女ではなくロシアのアデリナ・ソトニコワに渡った。開催国アドバンテージが適用され、被害を見たという世論がわき立ったが、キム・ヨナは淡々と結果を受け入れて引退を選択した。
◆ キム・ヒョジュ（金孝周）「KLPGA平定」
19歳の少女キム・ヒョジュは、今年の韓国女子プロゴルフ（KLPGA）ツアーで賞金王・最多勝・最低平均打数賞・大賞の4つのタイトルを独占した。特に今シーズンに獲得した賞金額は合計12億898万ウォンで、2008年にシン・ジエ（申智愛）が立てた1シーズン最多賞金（7億6500万ウォン）の記録をはるかに超えた。来年にも大活躍が期待される。
◆ 壇園高校の学生「全国民を泣かせる」
「みんな本当に愛して、僕は最後の動画を撮った」。「お母さん、もう言葉で言えないかもしれないから送る。愛してます」。去る4月16日、セウォル号沈没で壇園高校の学生250人が死亡した。無責任な大人の過誤で学生がむなしくこの世を去り、国民すべてが悲しんだ。
◆ シン・ヘチョル（申海澈）「グッバイ魔王」
腸狭窄手術を受けた後に心停止で病院に運ばれたが、五日後の10月27日に死亡した。手術を執刀した病院に「医療過誤」があるかどうかを判断するための調査が行われた。 1988年にデビューした後、「N.EX.T」での活動を通じて韓国大衆音楽の地平を広げたという評価を得ている。
< 左からキム・ブソン、キム・ヒョジュ、シン・ヘチョル、ユ・ビョンオン、チョン・ユンフェ、チャン・グレ。 >
セウォル号事件の調査過程で、清海鎮海運の実際の所有者であるセモグループのユ・ビョンオン会長が注目された。警察は公開手配まで乗り出して、賞金は5億ウォンにまで上がった。結末は虚無的だった。神出鬼没に逃げまわっていると思われたが、警察の追跡が本格的に始まる前にすでに冷たい死体に変わっていた。
◆ イ・ジョンヒョン「野党の庭から初当選」
1988年に小選挙区制が導入されて以来、全南地域で当選した最初のセヌリ党系列の国会議員。7・30補欠選において、全羅南道順天・曲城で49.4％の支持率で当選した。パク・クネ大統領の最側近人事に分類されるという点から、イ議員が全羅南道で当選したことは、韓国政治史に一線を画した事件として評価される。
◆ チャン・グレ「未生症候群」
ドラマ『未生』の契約社員であるチャン・グレが経験する悲しみに、私たちの社会の「未生」たちは公憤した。チャンは検定考査出身でTOEICのスコアもなかった。しかし情熱的な努力で、会社からスペックを積んでいった。そんな情熱的な姿に同僚たちも彼を応援した。
◆ チョン・ユンフェ「秘線形実勢疑惑」
論難になった「チョン・ユンフェ査察文書」は、かつてパク・クネ大統領の最側近だった彼が、青瓦台秘書官3人のイ・ジェマン、チョン・ホソン、アン・ボングンなどと国政に深く介入したという疑惑を呼び起こした。
◆ チョ・ヒョナ（趙顕娥）「ナッツリターンの張本人」
12月5日、米ニューヨークから大韓航空のファーストクラスに搭乗した当時のチョ・ヒョナ大韓航空副社長は、乗組員のサービスを問題視して離陸しようとした航空機を戻し（ランプリターン）、事務長を降ろした。この事件が知られて以後、チョ副社長はすべての地位から退いた。
- 毎日経済_パク・スンチョル記者／アン・ジョンフン記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2014-12-30 17:56:17
