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モノのインターネット有望分野はヘルス>家電>物流

毎日経済新聞・釜山大学校共同調査 

  • モノのインターネット有望分野はヘルス>家電>物流
  • < モノのインターネット導入後に成長の可能性が大きい産業は?>


グローバル市場最大の話題として浮かび上がったモノのインターネット(IoT)に対して、国内企業家は3年後から本格的に発展するものと予想している。続いて、専門家らは企業・政府・学界間の有機的な協力でモノのインターネットの生態系を造成することを最も緊急な課題に挙げた。

釜山大学校のモノのインターネット研究センター(釜山大学キム・ホウォン教授、ソウル大学パク・ナムギュ教授共同)は、毎日経済新聞と共同で最近1カ月間、サムスン電子、KTなどの大企業と中堅企業の経営陣80人を対象(43人回答)にアンケート調査を実施し、15日に結果を発表した。

今回の結果によると、経営陣らはモノのインターネットの必要性は切に感じるが、まだ積極的な導入の意志はないことが分かった。アンケートに参加した経営陣のうち半分を超える28人(66%)はモノのインターネットを生産現場や事業所に導入することについて関心はあっても、計画はないと答えた。7人の経営陣は具体的な計画を樹立しているところであり、すでに実行に移していると答えた経営陣が回答者の12%である5人だった。

モノのインターネットを導入すれば、最も高い成長性が予想されるとした産業は、医療サービスとヘルスケア分野(28%)だった。ホーム・家電分野と答えた割合は21%であり、交通・物流(17%)が最も成長性が大きいと予想した経営陣も少なくなかった。続いて、エネルギー管理と節約など、公共部門(15%)に適用する必要があると答えた。

ヒョソンITXのチュ・チャンオIT事業本部長は、「モノのインターネットは特性上、標準化が可能な事業所に導入してこど競争力がある」とし、「建物のあちこちにセンサーを付けてモノのインターネットに連結すれば電力量を減らすのにも効果的でありうる」と説明した。

ただし、モノのインターネットが本格的に成長するためには時間が必要であると経営陣らは見ていた。アンケートに参加した経営陣のうち半分を超える21人(53%)は、今後3~5年以内に本格的な成長が予想されると答えた。5年以降から成長すると見た経営陣も4人(10%)に達した。

ソウル大学経営学科のパク・ナムギュ教授は、「モノのインターネット技術が世界で最も最初に成長している韓国でさえも、新技術に対する関心は高い反面、実際に経営に導入するには躊躇する経営陣が多いということ」とし、「まだ代表的な成功事例がなく、現業に対する具体的な活用方案が不足し、モノのインターネットに対する不確実性とリスクがかなりの障害要因として作用すると見られる」と分析した。彼は続いて「新たに成長しているモノのインターネット産業を韓国が主導するためには、政府・企業・学界が共に努力して代表的な成功事例を作ることが非常に至急だ」と提言した。
  • 毎日経済_ユン・ジンホ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-01-16 04:01:03




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