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朴槿惠大統領の国政遂行支持率がまた下落、「コンクリート支持基盤」に亀裂


  • 朴槿惠大統領の国政遂行支持率がまた下落、「コンクリート支持基盤」に亀裂
  • < どんどん下がる朴大統領の支持率 *資料=韓国ギャラップ >

朴槿惠 (パク・クネ)大統領の支持率が30%に落ち、執権後の最低値を再び更新した。23日に発表した李完九(イ・ワング)の国務総理内定と大統領府の組織改編が、パク大統領に「脱出口」として作用するかが注目される。

23日、世論調査専門機関のギャラップは20~22日、全国の満19歳以上の成人男女1001人に対する携帯電話調査(標本誤差95%の信頼水準で±3.1%ポイント)の結果、パク大統領の支持率は、前週の35%から5%ポイント下落した30%と集計された。パク大統領の国政遂行に対する否定的評価は60%にまで上昇した。

「コンクリート支持基盤」とされた50代以上を見ると、50代の否定率は52%で、2週連続で否定率が肯定率を上回っており、年齢別では60代以上でのみ肯定評価(53%)が否定評価(38 %)を上回った。60歳以上の場合にも、「人事惨事」や「文書流出」波紋のあった昨年7月や12月にも肯定的評価が60%後半に維持されたことに対して、今回は就任後初めて50%序盤まで下落した。地域的にも、パク大統領の故郷である大邱・慶北(肯定50%、否定40%)のみ肯定率が高かった。職業別では、主婦を除くすべての職業群で否定率が肯定率を上回ったが、特にホワイトカラーの回答者の否定率は77%まで上昇した。支持政党別にみると、セヌリ党の支持層(409人)の61%は「よくやっている」と見たが、新政治民主連合の支持層(233人)の83%は否定的に評価し、支持政党の無い無党層(325人)でも否定的な見解が75%ではるかに高かった。

韓国ギャラップ側は、「先週の肯定率の低下が新年の記者会見での大統領と国民世論の距離感のためであるならば、今週の低下の主な原因は年末調整の議論からとすることができる」と診断した。パク大統領がこの日、総理交代というサプライズカードを取り出したことも、国政運営のマジノ線とされる支持率30%台が崩れる可能性があるという危機感の表現と解釈される。すでに年末調整論難を経て、バラストが青瓦台から党に移ったという評価が降り注ぐ中、20%台に支持率が墜落した場合は急激な「レームダック」に陥ることがあるという懸念からだ。まずは部分的にもパク大統領が民心を受け入れる姿を見せたという点で、支持率の下落はやや穏やかになるものと見られる。

リアルメーターのイ・テクス代表は「(今回の人事で)小幅で反騰するだろう」と予想した。

一方、「イ・ワング総理」カードは時期の問題だっただけに、十分に予見されたという点から、世論が国政刷新の意志として受け入れるかどうかはさらに見てみなければならないという意見もある。特に多数の世論が求めていたキム・ギチュン秘書室長と「門番3人組」に対する人的改編はほとんど受容されなかったという点から、今後の支持率の低下を導く変数として残っている。

ホ・ジンジェ韓国ギャラップ理事は、「これまで国民が要求していた内容と距離感が感じられる措置なので、このような部分が支持率に影響を与えるだろう」と予測した。
  • 毎日経済_チェ・ジョンウォン記者/チョン・ウイヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-01-23 15:56:03




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