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コリアナウ > 事件事故 > 「クリームパンお父さん」の父親、「許す準備は出来ている」犯人に心からの反省望む
去る10日明け方に発生した「クリームパンお父さん」ひき逃げ事件の被疑者であるホ氏が自首をすると、「よく選んだ。自首した人を慰めてあげに来た」とし、暖かい許しの手を差し出した死亡したカン某氏(29)の父親であるカン・テホ(58)氏が一日にして立場を変えた。
警察のブリーフィングを通じて知られたホ氏の事故後の行跡や警察調査過程での彼の供述をマスコミの報道で接しながら、ホ氏に大きな裏切り感を感じたものとみられる。
実際30日午前、興徳(フンドク)警察署のブリーフィングが終わった後、事故現場で取材陣に会い「事故当時は人を轢いたことが分からなかった」というホ氏の供述を聞いたカン・テホ氏は、「1m77㎝の巨体(カン氏を指す)がパンの袋を持って歩いていたのに車が轢いたと仮定すれば、人と思いますか、犬思いますか」と正面から反論したりもした。
続いて、「本当に間違えたならば、正直にしてくれたらと思う」とホ氏を叱咤し、「実際には、誰かが車で乗せきてくれ、自首するようにしたものではないか」とし、自ら警察署を訪れたホ氏の純粋性も疑った。また、「自首というのは、自らの過ちを悟ること」とし、「正直になってくれればと思う」と怒りを吐き出した。
カン・テホ氏が一日ぶりにこのように腹を立てたのは、ホ氏が「事故当時は人を轢いたことが分からなかった」と言い、事故車を親の家に隠した後に部品を購入して自分で修理するなど犯行の隠蔽を試みた情況が明らかになったからだ。自首もホ氏が自ら選択したのではなく、夫人の説得によって行われたことが明らかになったのも彼を怒らせたものとみられる。
しかし、カン・テホ氏は「恨みもしないし、許す準備は出来ている」と重ねて明らかにし、「どうか本当に反省、謝罪する姿を見せてほしい」と訴えた。付け加えて、自分の息子が亡くなった事故現場に横断歩道がきちんと設置されていなかったという点についても清州市に強い不満を吐露した。