トップ > コリアナウ > 社会 > 新入生がいない学校が全国に120校「小学1年生がいない」

新入生がいない学校が全国に120校「小学1年生がいない」

今年も新入生がおらず入学式を行えず 

全国17の市・道教育庁によると、今年、新入生が一人もおらず入学式を行っていない学校が全国で120校あまりに達すると調査された。

市・道別に全南47校、江原19校、慶北15校、全北8校などだ。これらの学校はほとんどが小学校で、90%が本校ではなく分校だ。入学生が1人に過ぎない学校も全国で130校あまりと集計された。主に農村・漁村地域に位置したこれらの学校は、周辺地域の低い出生率と離農現象によって新入生がいなかったり、少数であるものと分析された。

慶尚南道教育庁の関係者は、「田舎の小規模校で学齢人口自体がおらず発生する現象」とし「離農現象などで赤ちゃんのいる若い世帯がほとんどない」と述べた。

一部の地域の小規模校は「小さな学校を活かす」「農・漁村学校の活性化」など、さまざまな事業を広げる教育庁と地域社会の努力に支えられ廃校の危機を克服している。

全羅南道海南郡の松脂小学校の西亭分校は2003年に発展基金でスクールバスを用意して、全校生が5人から80人に増えた。学校から40キロメートル離れたの海南郡の学生がスクールバスに乗って登校できるようになったおかげだ。済州市舊左邑の松堂小学校は近くに無償賃貸住宅を建てて、ここを小学生の子供がいる世帯に貸す方法で学生数を増やした。無償住宅12戸に12世帯が入ってきて、学生の数が45人から62人に増えた。

いくつかの農村・漁村の小規模校が廃校の危機を克服している中、小規模校を活かすために地域社会と教育委員会、政府が力を合わせなければならないという指摘が多い。京畿道教育庁の関係者は、「教育構成員が一緒に出かけて、持続的な政府予算支援が伴われこそ、優れた教育環境が造成される」と述べた。
  • 毎日経済_キム・スヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-02-10 14:49:53




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア