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仁川永宗大橋 車106台の玉突き事故、保険補償額だけで数十億ウォン…誰の責任なのか


  • 仁川永宗大橋 車106台の玉突き事故、保険補償額だけで数十億ウォン…誰の責任なのか
仁川永宗大橋で106台の玉突き事故が発生した中で、保険補償額についての問題もホットイシューとなった。

今回の事故について保険業界は、過去の似たような事故を基準にしてみると、総保険補償額が数十億ウォン台に達すると予測した。

2日、損害保険業界によると、一般的な玉突き事故の場合、最初に事故を誘発した車両の過失が一番大きい。例えば、前を走っていた車両を後から追突したとしたら、100%後ろの車の責任だ。

損害保険業界のある関係者は「いったん永宗大橋の事故は被害車両が多く、破損の程度が深刻な車が大半なので、保険補償額が数十億ウォンに達すると予想される」とし「西海大橋事故よりは死亡者が少なく、20億~30億ウォンに達すると推定される」と予想した。

現在、警察は事故責任の所在を問うために相当な困難を経験している。警察捜査の結果によっては、永宗大橋を管理する運営機関の責任問題も問うと伝えられた。先立って、11日午前9時40分頃、仁川永宗大橋上部の道路でソウル方向に向かっていた車両106台が連鎖的に追突した。

警察によると、この日の事故は可視距離が10メートル前後に過ぎないほど霧が濃く立ち込めた状態で最初の事故後、後ろの運転手がこれを見ることができずに、相次いで追突して発生した。

事件の発端は、ソウル方向に走っていたタクシーが別のタクシーに追突したことで始まった。後から付いてきた仁川空港リムジンバスがこれを発見できずに追突した後、次々と乗用車、トラック、バンなどが追突した。わずか20分の間に起きた事故だった。

この事故で2人が死亡し、63人が重軽傷を負って治療を受けている。2人は危篤状態だ。仁川国際空港を通じて入国した後、ソウルに向かっていた外国人18人も負傷した。

事故直後、一部運転者は車から降り、沿道で腕を振りながら車を止めろと手信号を送ったと伝えられたが、これも力不足だった。

事件の発端と推定されるタクシー運転手のユ氏は「ある車が私が運転していたタクシーに追突してきて押されながら、前を走っていたタクシーに追突した」と主張しており、警察は橋に設置されたCCTVを確保して正確な事故原因を調査している。また、これらのタクシーに装着されたブラックボックス(車載カメラ)を回収してスピード違反をしていたかも調べる計画だ。

道路交通法によると「大雨や大雪、霧などで可視距離が100メートル以内の場合、最高速度の50%で減速運行しなければならない」と規定している。

長さが4.42キロメートルに至る永宗大橋は仁川空港の開港を控えた2000年11月に完成し、昨年5月にも空港リムジンバスが掃除車に追突して12人が負傷した事故が起きていた。
  • 毎日経済スタートゥデイ/写真=SBS放送映像キャプチャ | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-02-12 19:40:05




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