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銃器にGPS取付・追跡義務化…実弾個人所持を全面禁止


猟銃と空気銃などの銃器に衛星位置確認システム(GPS)取付けと位置追跡が義務付けられる。個人の少量実弾と小型空気銃の所持も禁止される。また、銃の管理場所を現行の「全国警察署」から「住所地または狩猟場の管轄警察署」に制限することにした。特に実弾は狩猟場近くでのみ購入し、残った実弾も狩猟場の管轄警察署に返納しなければならないという規定も設けた。

ウォン・ユチョル政策委議長は2日午前、銃乱射事故対策関連の党政協議後に開かれた最高委員会議で、このような協議の結果を伝えて「4月の臨時国会で関連立法などの制度改善と今後必要な予算を確保するすべての努力を傾注する」と明らかにした。

今では全国の警察署で銃器の入・出庫が許可され、銃器を所持した人がどこにでも移動することができる。400発以下の実弾と口径5.5ミリメートル以下の空気銃は、個人所持も許容される。

政府与党は銃器所持許可制度の強化のために規制を一回でも違反した場合、銃を永久に所持することができないようにする「ワンストライクアウト制」の導入も検討することにした。また、「銃砲・刀剣・火薬類等取締法」(銃取締法)上の銃器所有の欠格事由に「暴力・飲酒などによる衝動性犯罪」などを追加する案も検討する。

このほか、最近京畿道華城市の銃乱射事故現場に出動した警察官が銃創で死亡したことと関連し、地区隊と派出所にパトロールカー1台につき2着の防弾チョッキを支給することに合意した。

また、銃器の所持許可期間中にも頻繁に精神障害かどうかを確認することができる法的根拠を設ける一方、治療されない精神障害の有無も確認できるように、申請者に精神疾患の鑑定結果の提出義務を賦課する方案も報告した。

銃器所持許可の更新期間も現行の5年から3年に短縮する計画だ。

警察は、この他に▲同伴者がいる場合にのみ、銃器出庫を可能にする「保証人制度」の新設 ▲銃器の入出庫時間を既存の午前6時~午後10時から午前7時~午後8時に短縮 ▲狩猟時の所持許可の実弾数量縮小などの案も報告したが、党政協議で具体的に議論されてはいないと伝えられた。
  • 毎経ドットコム デジタルニュース局 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-03-02 15:26:05




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