トップ > コリアナウ > 事件事故 > 金融詐欺の終わらない進化…銀行の入出金お知らせサービスまで詐称

金融詐欺の終わらない進化…銀行の入出金お知らせサービスまで詐称


  • 金融詐欺の終わらない進化…銀行の入出金お知らせサービスまで詐称
「農協 ○月 /○日 ○○○○-○○ -****○○ ホン・ギルドン入金 4,500,000ウォン 残高」

宿泊施設を運営しているキム某氏は最近、2か月分の部屋代を200万ウォンで掛け合ったホン・ギルドン氏から450万ウォンを誤って入金したと、差額250万ウォンを返金してほしいという連絡を受けた。たった今、農協からホン氏が450万ウォンを入金した携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)を受けとった状況だった。

ちょうど銀行の営業が終わった夕方だったため、キム氏は現金自動預け払い機(ATM)で預金を確認しようとしたが、通帳記入をするためのページが足らず、確認できなかった。農協から入金されたというメッセージが来たので大丈夫だと安心したキム氏は、ホン氏に250万ウォンを入金した。翌朝、キム氏は最初からホン氏が450万ウォンを入金していなかったという事実を確認して、どきっとした。ホン氏は、すでに250万ウォンを引き出して逃げた後だった。キム氏は「SMSの通知サービスだけを信じて返金したので、まさかこんな詐欺に遭うとは思わなかった」と憤りをぶちまけた。

2日、金融監督院によると、最近、上記の例のように金融機関のSMS通知サービスを詐称した金融詐欺が発生し、消費者被害が続いている。SMS通知サービスは入出金などの通帳取引が発生するたびに、顧客に内訳をリアルタイムで知らせるサービスだ。本人も知らないうちに口座から金が引き出される方式の電子金融詐欺を防ぐための対策として、最近多くの金融消費者が加入している。

金融詐欺が巧妙になり、SMSの通知サービスのような金融詐欺を防止するために作ったサービスまで、新しい金融詐欺に活用されている。金融監督院のチョン・テドゥチーム長は「携帯電話のメッセージは、Web発信などから金融機関番号を詐称して送信することができるという点を悪用して詐欺を犯したものと見られる」とし「時間がたつにつれ、詐欺師たちの手法が巧妙になっている」と述べた。チョンチーム長は「SMS通知サービスを受けたとしても、インターネットバンキング・テレフォンバンキング・窓口訪問などを通じて、実際に口座で取引が行われたかどうかを必ず確認しなければならない」と述べた。
  • 毎日経済_ベ・ミチョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-03-02 22:01:02




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア