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移民を夢見たことがありますか?行きたい国はどこですか?


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数年前にサンフランシスコに行ったことがある。そこで出会った韓国人を相手に観光ガイドをしていたある50代の韓国人男性。彼は1997年の通貨危機の時にアメリカに移民して来た。移民する前は証券会社のアナリストとして活躍していたという。その程度なら韓国でも成功していただろうに。通貨危機のせいで強制的に退社したわけでもなかった。移民を決意した理由を尋ねた。答えは簡単だった。子どもの教育のためだった。もう一つ付け加えた。

「ある程度の資産がない状態で移民する人たちは、自分の人生をあきらめなければならない」

他の国で暮らすのは、数年前までは一般的な考えではなかった。今ではあちこちから「移民したい」という話が聞こえてくる。さまざまな理由があるはずだ。しかし、そのすべてを差置いても寂しい心はどうしようもない。

リサーチ専門会社エムブレイン(www.embrain.com)が全国満19~59歳の成人男女1000人を対象にアンケート調査した結果、10人中8人近く(76.4%)が移民を一度ぐらい考えて見たことが分かった。一方、移民について考えて見たことがないと明らかにした回答者は23.6%に過ぎなかった。

全体の81.9%が、人々が過去よりも移民に対して寛大になったようだと感じていた。最近、移民を考える人も多くなっている原因については、韓国社会の過熱しすぎた競争構造(同意率84.2%)と子どもに良い教育環境を与えたいという欲求(082%)からだ。 10人のうち6人(59.4%)が良い機会があれば、いつでも外国に移民する意向があると明らかにした。移民を考慮した国はカナダ(60.8%、複数回答)とニュージーランド(59.5%)、オーストラリア(58.1%)、米国(43.2%)の順だ。

移民の最大の障害としては、言語の問題とコミュニケーション(65.6%、複数回答)が挙げられる。見知らぬ環境への恐怖(57.7%)とコストの負担(55.8%)が後に続いた。

「移民を希望する人が多いのは、それだけこの地から希望が消えているという証拠だ」
  • 毎経エコノミー_カン・スンテ記者
  • 入力 2015-03-02 11:56:18




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