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酒類業界と環境部、空き瓶の保証金値上げで正面衝突


  • 酒類業界と環境部、空き瓶の保証金値上げで正面衝突
「保証金が100ウォンまで上がれば、直接スーパーマーケットに返却するでしょうが、本当に小売店で空き瓶の保証金を受け入れてくれるのでしょうか」

捨てられた空き瓶を減らすために、韓国環境部が20年ぶりに返却保証金を2倍以上に上げながら、施行するための最後の関門である規制改革委員会の審査に注目が集まっている。環境部は、酒類業者や卸屋が空き瓶の取扱手数料を払わない慣行をたたき直して、空き瓶の再利用率を現在の85%から95%まで上げるという立場だ。しかし、酒類流通業者は、空き瓶回収のための施設や人力を増やすことが負担だと反発している。

23日、政府と酒類業界によると来る27日に規制改革委員会で環境部の「資源の節約とリサイクル促進に関する法律施行令の改正案」が議論される予定だ。去る9月、立法予告案には、空き瓶の保証金と取扱手数料の引き上げ、支給管理体系の構築、保証金未払い小売業者の申告補償基準設置の3つの内容が入っている。今回の規制改革委員会の審査は、来年の1月21日に施行を控えた最後の調整手順であるわけだ。

立法予告案によると、消費者がスーパーマーケットなどに空き瓶を返すときに受ける保証金が、ビール瓶の場合は現在の50ウォンから130ウォンに、焼酎の瓶は、40ウォンから100ウォンに増える。既存の酒類業者が卸屋に渡した空き瓶の取扱手数料のビール瓶19ウォンと焼酎瓶16ウォンも33ウォンに大きく上がる。また、公的機関の流通支援センターが、出庫量と回収量を検証して流通業者が小売店の手数料を横領する慣行も減る見通しだ。

環境部の政策目標は単純だ。資源リサイクルの次元で捨てられる空き瓶が再利用できるように回収率を高め、そのために保証金を上げて既存の家庭で返却せず、溜まっていた保証金(環境部推定年間570億)を家庭に返すというものだ。

しかし、酒類協会は「牛刀をもって鶏を割くものだ」と反対している。酒類業界の負担額が年間1000億ウォン以上に増加すると予想されるという理由からだ。施行まで2カ月を控えているにも関らず、酒類協会が公聴会の開催を改めて要求している状況だ。

一方、環境部は今回の値上げ案に酒類業界が追加で負担することになる年額は125億と推定している。環境部の関係者は、「これまで寄せられたすべての意見を規制改革委員会に伝達し、委員会で取扱手数料に対する調整などが議論される」とし「しかし、立法府の議決を介して実施が確定して全体的なフレームは維持されると予想して、制度整備に拍車をかけている」と話した。
  • 毎日経済 イ・スンユン記者/写真=photopark.com | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-11-23 15:39:31




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