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国防部、ステルス無人航空機を開発


北朝鮮の上空に滞空し、有事の際には移動式ミサイル発射台と長射程砲など、地上の目標を直接攻撃するステルス無人航空機(UAV)の開発が推進される。

国防部の関係者は6日、「滞空型ステルス無人機の戦術打撃システムなどが創造国防の課題として選定された」とし、「武器システムの概念を具体化する研究を来年までに終わらせる計画」だと語った。滞空型ステルス戦術打撃システムは、ステルス機能を持ったUAVを開発し、北朝鮮軍の対空砲の有効射程よりも高い高度に滞空させ、有事の際には北朝鮮の長射程砲と移動式ミサイル発射台を打撃する武器だ。北朝鮮が保有する車両型移動式発射台を空中から打撃するというわけだ。北朝鮮の長射程砲は首都圏に短時間内に集中して火力を撃ち込むことができ、非常に危険な武器だと評価されている。

軍関係者は、「ミサイル発射台と艦艇や洞窟の中の長射程砲など大型の標的は、ステルスUAVが直接出動して打撃する」とし、「いくつかの小型の標的に対してはUAVから多数の知能子弾を発射して打撃する方式」だと説明した。知能子弾は弾体に装着された音響センサーや赤外線センサーなどを利用して、独自の誘導方式で目標に到達する弾頭をいう。

この軍関係者は、「北朝鮮の長射程砲を精密に打撃できるUAVが開発され戦力化されれば、北朝鮮に対する抑止力が強化される」と語った。滞空型ステルスUAVは高高度で上空に滞空し、長射程砲と大量殺傷武器(WMD)などの主要標的位置を探知・追跡する役割も担う。

滞空型ステルス戦術打撃システムは国防科学研究所(ADD)概念研究センターで先行核心技術の研究課題として選定され、来年までにUAVモデルの分析と運用概念の確立などの研究を行い、2017年から2019年まで応用研究を進めることとした。

ADDは3億8000万ウォンを投入し、来年までにステルスUAV戦術打撃システムの概念研究を終わらせる計画だと伝えられた。ステルスUAV打撃システム概念はこれまで断続的に提起されたが、創造国防課題のひとつとして選定された事実が確認されたのは今回がはじめてだ。
  • 毎日経済_アン・ドゥウォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-12-06 17:56:50




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